
男性が自分自身のAGAに気づいてしまう日のことを「メモリアルデー」と呼びます。
その日を境にして、自分の頭皮の状態が気になって、多くの男性は普段と同じように振舞うことが出来なくなってしまいます。
周りから「あいつハゲてる」と思われるのではないか。部下に説教したら、「ハゲのくせに」と思われるのではないか。
ハゲているだけで、人間的には何の変化もないにもかかわらず、どうしても気になってしまいます。実際のところほとんどの場合、周りの人はそこまでその人の薄毛のことを気にしてはいないのですが、やはり本人は気にしてしまうようです。
そこで今回は、AGAになってしまった場合、誰に相談するべきなのかということ、そしてAGAクリニックで専門家に相談した場合、どのような部分に気をつければいいのかということをお伝えしていきます。
AGAの悩みは抱え込んではいけない!
AGAという悩みは、自分ひとりの心の中で抱え込んでいると、どんどん大きくなり、最終的にはうつ病などの精神疾患に落ちてしまう可能性があります。
よく言うことですが、悩みは誰かに打ち明けることで非常に軽いものになります。自分がAGAであるということを周りの人に打ち明けるのは、勇気がいることかもしれません。しかし、誰かに相談してみるということは大切なことです。
また、少し意味は違いますが、専門家に相談するという意味では、AGAクリニックの無料相談を利用するという方法があります。これは結局のところ、クリニックの治療内容や治療費の説明になるのですが、そこで自分に合った治療方法を紹介しているクリニックに出会うことができれば、今まで悩んでいた薄毛について自分以外の人に話ができるということ、そして治療できるかもしれないという希望の光が見えることで、精神的にも前向きになれるかもしれません。
AGAかもしれないと思ったら誰に相談する?
メモリアルデーを迎え、「自分がAGAかもしれない」という不安を抱えたまま長期間過ごすのは精神衛生上良くありません。
AGAは、男性であれば50代で半数近くが発症する病気なので、恥ずかしい事ではありません。心の中でその不安を抱え込み、一人で暗い気持ちになるよりは、思い切って周りに相談してみる方が気が楽になるのではないでしょうか。
親に相談する
自分がAGAになってしまったということを親に相談するという方法があります。生まれてから最も長い時間一緒にすごしてきた人なので、言いやすいかもしれません。
父親に相談するのか母親に相談するのかにもよりますが、AGAは男性型脱毛症という病気なので、父親に相談するのが良いでしょう。もし父親もAGAなのであれば、より相談しやすいかもしれません。
ただ、相談したとしてもはっきりと解決に向かうということはないでしょう。また、AGAは遺伝であるという考え方が一般的なので、もし親に相談してしまうとそんなつもりはなくても「あなたの子供だからハゲたんだ」というニュアンスが含まれてしまう可能性があります。すると親子関係が悪くなってしまう可能性があるので注意が必要です。
彼女や奥さんに相談する
一緒に長い時間を過ごすパートナーとして、彼女や奥さんに相談するという手もあります。
理解のある女性であれば、AGAであることを認めた上で相談に乗ってくれるでしょう。しかし、マイナビウーマンのアンケート調査によると、ハゲている人が恋愛対象になるという女性の割合は38%でした。逆に、ハゲている人は恋愛対象にならないという女性の割合は62%でした。過半数の女性が、薄毛男性を恋愛対象としていないという衝撃的なアンケート結果だったのです。
また、女性からするとパートナーが薄毛だった場合、その子供にも薄毛が遺伝するのではないかという不安があるようです。自分の子供にはハゲて欲しくないというのは母親として当然の思いなのかもしれません。
しかし、遺伝学上で考えれば薄毛を発現させる遺伝子はX染色体上にあるため、父親からの遺伝ではなく、母親からの遺伝ということになります。つまり、女性から見て「自分の子供がハゲるのか、ハゲないのか」を決定づける要素はパートナーではなく、自分の父親にあるということです。そのため、パートナーがハゲているからといって、息子が将来的にハゲてしまうのかと言えば、そういうことはありません(ただし、娘が生まれた際にその孫が男性だった場合は薄毛になる可能性は高くなります)。
友人に相談する
もっとも気軽に相談できるのは、同性の友人ではないでしょうか。学生時代からの付き合いがある友人であれば、AGAなどの深刻な悩みであっても、笑いながら話せるかもしれません。この場合、相談する友人は主に3種類に分類されます。
1つ目の分類は、髪の毛がフサフサの友人です。これは、相談相手を間違えているかもしれません。髪の毛がフサフサであるということは、薄毛の悩みを今まで感じたことがないということです。そんな人にAGAの相談をしたとしても、共感してもらうことは難しいでしょう。
2つ目の分類は、同じように薄毛で悩んでいる友人です。これは、悩みが共有できるので真剣に話を聞いてもらうことができるでしょう。また、相手も薄毛の問題を1人で抱え込んでいた場合、こちら側が相手の悩みを聞くことによって、相手の心の闇も少し晴れるかもしれません。しかし、相談して気持ちが晴れたとしても、結局のところ、薄毛が治るわけではありません。
3つ目の分類は、AGAを克服した友人です。このような友人が周辺にいるかどうかがまず問題ですが、もし存在する場合は真っ先にこの友人に相談することをお勧めします。彼は何らかの方法で自分の薄毛を過去に克服していますので、AGAに関する知識があったり、治療方法に関しての知識があったりするはずです。AGAクリニックに通院して治療したのか、それとも育毛剤を使用して治療したのか、できるだけ具体的な治療方法や治療までにかかった期間、そして現在継続して使用している薬品があれば、どのような薬品を使用しているのか。こういったことを詳しく聞いてみましょう。そして、その友人のアドバイスには素直に従うことをお勧めします。
インターネットで相談
これはあまりお勧めできません。例えば、インターネット上の掲示板にAGAの悩みを書き込んだり、Yahoo!知恵袋などの質問サイトに悩みを投稿したりといった方法です。インターネットは匿名であるがゆえに、悪意のある文章を好んで書き込む人がいます。見ず知らずの電話回線だけで繋がっている人が、あなたの悩みと真剣に向き合ってくれるとは思えません。
より深く傷つけられて終わってしまう可能性があります。
AGAクリニックの無料相談
無料相談は、どのAGAクリニックでも行っています。多くのAGAクリニックは、過去に様々なAGA患者を治療してきたという実績があり、ノウハウを持っています。
あなたが相談に行けば、解決までの道のりを丁寧に説明してくれるでしょう。
ただし、「無料相談」「無料カウンセリング」と言っても、わかりやすく言えば広告の一種です。お客さんを捕まえるという目的で行っているものですので、必ずそのクリニックへの通院を勧められます。これは仕方がありません。むしろ、治療内容や費用などを聞いて「これだけの費用で、薄毛の悩みが解決されるのであれば通院してもいい」と考えられるのであればそれは良い出会いだったと言えるのではないでしょうか。
AGAクリニックの無料相談とは?
周りの人への相談と、AGAクリニックの無料相談は全くの別物です。同じ相談という言葉はつきますが、実際にはクリニックごとの治療方法の説明や費用の説明、その他質疑応答などです。悩みを聞いてもらうというよりは、解決への一歩を踏み出すといった意味合いが強いでしょう。
もしAGAクリニックに通院を考えるのであれば、まずいくつかのAGAクリニックの無料カウンセリングに行って比較する必要があります。ではAGAクリニックの無料相談は、具体的にどのような内容なのでしょうか。
問診票の記入
まずは問診票に患者さんのAGAの進行状況や体調治療があるか無いかなどを記入します。
治療方法の説明
そのクリニックで行っている治療方法の説明を受けます。患者さんの頭皮の状態と照らし合わせ、おすすめの治療方法や薬剤の説明をしてもらいます。
治療費の説明
それらの治療を受けた場合、それぞれどの程度の費用が必要になるのか、そしてトータルでどの程度の費用が必要になるのか、ということを説明してもらえます。
また、AGAは継続的な治療が必要であるため、ある程度、毛髪の量が回復した後で、その状態を維持するためにどの程度の治療費が継続的に必要なのかという説明もあるはずです。
治療期間の説明
AGAの治療にはどの程度の期間が必要になるのかという説明を受けます。患者さんの薄毛の状態にもよりますが、効果が現れるまでに少なくとも3ヶ月程度、はっきりとした違いが現れるまでには半年以上の期間が必要になります。
質疑応答
AGAに関することであれば、気になることはすべて質問しておきましょう。対応してくれるのが医師であるか、カウンセラーなのかにもよりますが、相手は専門家ですので、多くの場合的確に答えてくれるはずです。せっかく無料相談に行くのであれば、気になることはすべて解決しておきましょう。
AGAクリニックの無料相談で必ずチェックしておくこと
もし今後、AGAクリニックへの通院を考えるのであれば、無料相談に行った際にいくつかのポイントをチェックしておきましょう。そして、複数のクリニックの無料相談を体験し、それらのチェック項目を比較した上で満足のいくクリニックを選ぶと良いでしょう。
無料相談を行ったのが医師なのかカウンセラーなのか
無料相談で対応してくれる方が、医師である場合と、カウンセラーである場合があります。医師である場合は、その後の診察が始まってからのイメージもつきやすいので、検討材料になります。しかし、カウンセラーが対応してくれた場合は、実際に診察を開始した際に、医師の対応がカウンセラーの対応と大幅に違う可能性があるので注意が必要です。
クリニックの雰囲気は肌に合うか
クリニックの待合室やけん、面談をした場所、そして対応してもらった方の感じが自分に合うかどうかということを重視しましょう。もし通院するということになればかなり長い付き合いになります。気持ちよく治療ができるクリニックを選ぶようにしましょう。
治療費
全く同じ治療薬を処方される場合でもクリニックによって料金が違います。また、診察料や育毛メソテラピーの料金も違います。もっと詳しいところまで言えば、交通費もクリニックの場所によって違うでしょう。長期間通うことを考えると、細かい部分まで見ておいたほうが後になってお財布が痛みません。
まとめ
自分がAGAかもしれないと感じた時に、誰に相談すればいいのか参考になったでしょうか。
もし周りに薄毛を克服した友人がいるのであれば、話を聞いてみる価値があると思います。もしそうでないのであれば、もっとも建設的に話が進むのはAGAクリニックへの無料相談です。
専門家に話を聞くことで、前向きな気分になれるでしょう。