抜け毛に効果的な育毛剤とは?知っておくべき2つの育毛成分

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朝起きたら枕に大量の抜け毛がついていたり、シャワーをした後、排水口に驚くほどの抜け毛が詰まっていたり、自分の抜け毛の量に驚くタイミングが、多くの男性に、いつか訪れます。

そんな時に真っ先に考えるのが、「育毛剤を使って抜け毛を防止しよう」ということではないでしょうか。育毛剤を使うということは、人に知られたら恥ずかしいですし、あまり積極的に購入したいものではありませんが、それだけの抜け毛がある状態では、背に腹は代えられません。

そこで、今回の記事では抜け毛が増えてきた時に使いたい育毛剤には、実際のところどんな成分が効果的なのかということを説明します。

単純に「おすすめの育毛剤を羅列する」のではなく、「なぜ抜けが起きてしまうのか」「髪の毛はどうして生えるのか」というメカニズムから逆算して抜け毛が減り、発毛が促進される可能性の高い育毛剤と、その中に配合されている育毛成分を紹介させていただきます。この記事に書いてあることを実践していただけば、間違いなくあなたの抜け毛は減るでしょう。

抜け毛を減らすための、育毛剤を選ぶポイントはひとつしかない

抜け毛が気になり出して、インターネットで育毛剤について調べてみたとします。すると、沢山の育毛剤が紹介されています。

ランキング形式で育毛剤を紹介しているサイトや、ピンポイントで特定の育毛剤の紹介をしているサイト、症状別に育毛剤の紹介をしているサイトなど様々です。

これだけ沢山の育毛剤が紹介されていると、自分に合った育毛剤はこの中のどれで、どの育毛剤を使えば効果があるのか、ということが分からなくなってしまいますよね。

かといって、一つ一つの育毛剤の成分を見ていったとしても、専門知識がなければ、それらの成分がどのように作用することかということがわかりません。いちいち、一つ一つの成分についてその育毛効果を調べていったら、日が暮れてしまいます。

しかし、育毛剤選びは、もっとシンプルに考えても大丈夫です。

「育毛剤を選ぶときには、このポイントだけを見て成分を見れば大丈夫」という、育毛剤選びの鉄板になるポイントがひとつだけあります。それは、育毛剤の成分の中に「ある成分」が配合されているかどうかです。

抜け毛を減らすための育毛成分とは?

率直に言えば、WEB上で紹介されている多くの育毛剤は効果が薄かったり、ほとんど効果を感じないといった商品も多く存在します。

なぜなら、AGA(男性型脱毛症)のそもそもの原因にアプローチしていなかったり、臨床実験などの客観的なデータが乏しい状態で販売されていたりするためです。

逆に言えば、男性型脱毛症のメカニズムから逆算した時に効果が出る可能性が高い育毛成分や、臨床実験の結果効果が証明されている育毛成分があれば、それらは信頼できるということです。そして、実はそのような育毛成分が2種類存在します。

それは、ミノキシジルとフィナステリドです。育毛剤を選ぶのであれば、この2つの成分が配合された育毛剤を選べばいいということです。

ただし注意点があります。インターネット上でよく紹介されている育毛剤には、この2つの成分はまず入っていません。

なぜなら、ミノキシジルは日本では「リアップ」というシリーズの育毛剤にしか配合されていません。販売元である大正製薬がミノキシジルの販売権利を、ジョンソン&ジョンソン社から買い取っているためです。

効果の高い育毛成分なのですが、その他のメーカーが使用できない状況にあるということです。

そして、フィナステリドですが、こちらの成分は「処方箋医薬品」という分類に属しており、日本国内では医師の処方箋がなければ販売してもらうことができない医療薬品です。総合病院の皮膚科やAGAクリニックに行って処方してもらう必要があります。

ちなみにミノキシジルは外用薬、つまり塗り薬です。そしてフィナステリドは内服薬、つまり飲み薬です。では次の項目から、何故この2つの成分が育毛剤として他が高いといえるのかその理由をお伝えします。

AGAクリニックで使用されている成分

抜け毛予防に効果的な育毛成分はミノキシジルとフィナステリドであるということを伝えました。

断言する理由はいくつかありますが、最も大きな理由は、この2つの成分が、AGAクリニックでの治療の基本となっている2つの成分だからです。

AGAクリニックとは、その名前の通り、男性型脱毛症の方が、その治療のために行く場所です。2000年代以降、急激にその数が増えています。それまでは、薄毛で悩んでいる人が行く場所といえば、アデランスやアートネイチャーといった育毛サロンだったのではないでしょうか。

しかし、そういった育毛サロンは、高いお金を支払っても効果が得られず、抜け毛が減らなかったという人も多いのです。

そんな中で、1999年に「リアップ」という育毛剤が大正製薬から販売されました。それまでは、どの育毛剤も気休めのような成分しか入っておらず、使用しても髪の毛が生えないどころか、配合されてるアルコールで頭皮が荒れてしまったり、抜け毛が増えたりするという結果を生み、「育毛剤は使用しても髪の毛が生えない」というイメージを世間に与えてしまいました。

しかしリアップは違いました。確かに発毛効果があるということで、世間に認知されていったのです。

そして2004年、フィナステリドが配合された「プロペシア」という薬品が日本でも認可され、発売が開始されました。

この頃を境にして、日本国内でもAGAクリニックの数が急激に増加していきます。医師が、AGAを一つの症状として治療するということは、その改善のために使われる薬品に確かな効果があるということです。

ミノキシジルとフィナステリドという2種類の薬品が日本で販売を開始したタイミングと、AGAクリニックが急増したタイミングは一致しています。そして、現在でもAGAクリニックで処方されている薬品の主流はミノキシジルとフィナステリドです。

ちなみに、AGA治療の先進国であるアメリカでも、AGAクリニックでの治療法のメインはこの2種類の薬品の併用です。

それぞれの成分の具体的な効果がどんなものなのかということを紹介する以前に、ここまでに説明したAGAクリニックの状況が、この2つの育毛成分に高い効果があるということを証明しているのです。

発毛効果の高い成分ミノキシジル

ここからは、ミノキシジルとフィナステリド、それぞれの成分についてその歴史や効果を解説していきます。まずはミノキシジルです。

ミノキシジルは、元々血圧降下剤として開発された医薬品でした。しかし、販売にあたっての臨床実験の中で、ミノキシジルを服用した人の多くに多毛症の症状が現れたことで、育毛剤に応用できるのではないかと考えられ研究が進みました。

そして、内服薬として服用すると副作用が大きいということが判明したため、外用薬として育毛剤に配合されることになりました。そして作られたのが「ロゲイン」という育毛剤です。ロゲインは、世界初のミノキシジル配合育毛剤で、これまでに発売されたどの育毛剤に比べても高い効果を発揮しました。

そして、そのロゲインの製法を大正製薬が権利購入し、日本で販売を始めたのが「リアップ」です。CMもたくさん放送されているので、「リアップ」という名前を聞いたことがないという人はほとんどいないのではないでしょうか。

ちなみにCMでは「日本で唯一、発毛効果が認められている育毛剤」という言い方をしていますが、これは数々の育毛剤の中で、リアップだけが厚生労働省から医薬品認可を受けているためです。

その他の育毛剤は、全て医薬部外品、または化粧品に分類されます。なぜリアップだけが医薬品に分類されているのかというと、実はリアップが医薬品認可を申請した当時、厚生労働省の審査基準は緩く、簡単に通ってしまっただけのようです。

しかし、リアップ以降、育毛剤関係の医薬品認可が急激に降りにくくなり、その結果、リアップだけが医薬品として残り続けたという現状があるようです。

ミノキシジルという成分が、具体的にどのように作用して、なぜ髪の毛が生えるのかという詳細なメカニズムは、実はまだ解明されていません。しかし、判明しているのは、ミノキシジルが毛母細胞の細胞分裂を活性化させ、発毛を促進させるということ。

そして、毛根を包んでいる毛包自体を大きく成長させ、髪の毛1本1本を太くする作用があるということです。

髪の毛は毛母細胞の細胞分裂によって生えてきます。そのため、細胞分裂が促進されれば、髪の毛の生えてくる量も増えるということなのです。

これは、リアップホームページで紹介されている臨床実験の結果でも明らかになっています。約半年間の臨床実験の結果、9割以上の被験者が発毛を実感していますし、一定以上の太さを持った髪の毛の割合も増えています。

抜け毛を止める成分フィナステリド

AGAクリニックが乱立する状況を作り出した張本人と言っても過言ではない育毛成分がフィナステリドです。

フィナステリドです。フィナステリドは、もともとは前立腺肥大の治療薬として開発された医薬品でした。しかし、臨床実験の最中に被験者の抜け毛が減るということがわかったため、育毛治療薬としての転用が研究されるようになったのです。

フィナステリドのその効果を説明する前に、まず抜け毛はなぜ起きるのかというメカニズムを説明しなければいけません。髪の毛が抜けてしまう理由は、いくつかあります。

ヘアサイクルの上で抜けるタイミングだったから抜けてしまうという正常な抜け毛がありますし、円形脱毛症や炎症性脱毛症、自分で毛を抜いてしまう抜毛症と脱毛の理由もあります。しかし、30代以降の男性に最も多いのが男性型脱毛症です。

いわゆる「ハゲ」というのは、そのほとんどがこの男性型脱毛症に該当します。そして、この男性型脱毛症の原因の9割と言われているのはジヒドロテストステロンという悪玉ホルモンです。ジヒドロテストステロンが毛根を攻撃し、本来まだ成長するはずの髪の毛を脱毛させてしまうのです。

その原因であるジヒドロテストステロンは、男性ホルモンであるテストステロンと、還元酵素である5αリダクターゼという物質が結びつくことによって発生します。そして、このフィナステリドという成分は、この5αリダクターゼの活動を阻害する働きがあります。

そのため、結果としてジヒドロテストステロンの生成が抑制され、男性型脱毛症の症状を緩和することができるのです。

日本でも、認可された当時は「飲む育毛剤」としてメディアでもよく取り上げられ、爆笑問題さんが「お医者さんに相談だ」というフレーズでCMに出ていたことを覚えている方も多いのではないでしょうか。

あのCMは、フィナステリドが配合された、プロペシアという医薬品を販売している会社が製作したものです。これだけ効果の高い医薬品ですから、入手するためには医師の処方箋が必要になります。そして、残念ながら女性は使用することができません。

ホルモンに働きかける成分であるため、生まれてくる子供に影響を与えてしまう可能性があるのです。ただ、男性型脱毛症のメカニズムから考えた上で、最も効果が高く、抜け毛を阻止してくれる成分はフィナステリドと言って間違いないでしょう。

ミノキシジルとフィナステリドの入った育毛剤を入手するには?

先ほどお伝えしたように、本当の意味で抜け毛を防ぎ、発毛を促進したいのであれば、成分の中にミノキシジル、又はフィナステリドが入っている育毛剤を選ぶべきです。しかし、インターネットで検索した時によく紹介されてる育毛剤には、ミノキシジルやフィナステリドは入っていません。

なぜなら、ミノキシジルは日本では「リアップ」にしか配合されておらず、フィナステリドに関しては、病院に行って処方してもらうしか手に入れる方法がないからです。

しかし、実はミノキシジルやフィナステリドが配合された育毛剤を入手する方法が、もう一つあります。それが個人輸入です。

個人輸入という言葉を聞くと、「個人が直接海外のメーカーと取引する」と考えてしまうかもしれませんが、その必要はありません。個人輸入の代理店を介して、海外からミノキシジルやフィナステリドの配合された育毛剤を輸入することができるのです。

そのため、病院に行ったり、薬局に行ったりしなくても、通販で高い効果の育毛剤を手に入れることができるのです。価格は非常に安くなっており、日本国内で正規ルートを使用して購入するよりも、半額以下で手に入る場合があります。

安さを重視するのであれば、ミノキシジルが配合された育毛剤は「カークランド」フィナステリドが配合された育毛剤は、「フィンペシア」というものがあります。これはそれぞれがミノキシジルとプロペシアのジェネリック薬品ですので、配合されている成分はほとんど同じです。

ただし、個人輸入ですので、万が一、偽物が入っていたり、何らかの副作用が発生した場合の責任は自己責任という形になります。

薄毛治療に関するものだけに限らず、個人輸入の商品を購入したことにより症状が悪化したり、重大な副作用が発生することが最近問題視されるようになってきました。

そのため安易に個人輸入に頼ることはオススメしません。人体に影響を及ぼす医薬品ですので、品質に少しでも心配があるのであれば、薬局でリアップを購入するか、AGAクリニックに行って処方される医薬品を使用すると良いでしょう。

その他の抜け毛に効果が期待できる育毛成分

ここまでは、ミノキシジルとフィナステリドという育毛業界においてメインで使用されている成分を紹介してきました。ここからは、ミノキシジルやフィナステリドと同等、あるいはそれ以上の効果が期待できる可能性がある成分をご紹介させていただきます。

ピディオキシジル

参考URL:amazon

ピディオキシジルは、ミノキシジルの誘導体です。誘導体とは何かというと、母体となる成分の分子構造を原子レベルで少しだけ変更したり、入れ替えたりした新しい成分です。

母体となる成分の特性を引き継ぎながら、人の体にとってメリットの高い役割を果たすものです。つまり、ピディオキシジルはミノキシジルの改良版というところでしょうか。

ミノキシジルは、頭皮に刺激が強く、使用すると赤く腫れたり湿疹ができたりする人もいるようですが、ピディオキシジルはそういった副作用の発生を抑えてくれます。また、頭皮への浸透力もミノキシジルよりも高いそうです。

キャピキシル

参考URL:amazon

キャピキシルは、2011年にカナダのルーカスマイヤーコスメティック社が開発した。プレミックス成分です。プレミックス成分というのは、いくつかの成分を混ぜ合わせることによって1つの成分を構成するというタイプのものです。

では、キャピキシルにはどのような成分が配合されているのかというと、アカツメクサ花エキスと、アセチルテトラペプチド-3です。アカツメクサ花エキスは、その成分の中にビオカニンAという成分が配合されていて、フィナステリドと同様、5αリダクターゼを抑制する作用があります。

つまり、抜け毛を予防してくれるのです。そして、アセチルテトラペプチド-3は、再生医療の分野でも注目されている、細胞修復能力の高い物質で、メーカーの発表では発毛効果はミノキシジルの3倍だと言われています。

しかし、これは培養した細胞での実験であり、実際の人間の頭皮を使用した臨床実験ではありませんので、単純にミノキシジルの3倍の育毛効果があるとは言い切れない部分があります。

まだ実用化されてそこまで時間も経っていない成分ですので、効果があるのかないのかという断定はできませんが、少なくとも期待の持てる成分の一つといえるでしょう。

リデンシル

参考URL:amazon

リデンシルは、スイスのインデュケム社という化粧品メーカーから2014年に発表された、新しい育毛成分です。この成分は、世界規模の化粧品原料の展示会であるインコスメティクスにおいて銀賞を受賞しています。ちなみに上記のキャピキシルは銅賞でした。

つまり、化粧品原料としての評価は、リデンシルの方が高かったということです。リデンシルも、キャピキシルと同じくプレミックス成分です。その中に含まれる有効な成分は、DHQGとEGCG2です。

DHQGは、ジヒドロケルセチングルコシドという安定化ポリフェノールの一種です。毛母細胞を活性化させ、発毛を促進させる作用があります。毛根の少し上の部分にある「バルジ領域」と呼ばれる部分に働きかけて、毛母細胞自体を新たに作り出し、さらに、毛乳頭を活性化させ、毛母細胞に栄養送り込み、細胞分裂を活性化させて髪の毛を生やすという仕組みです。

EGCG2は、炎症を抑制する作用があります。キャピキシルと同じく、発毛作用のある成分と抜け毛予防の成分がミックスされているということですね。

ミノキシジルタブレット

この記事で紹介してきたミノキシジルというのは、外用薬です。つまり塗り薬ですね。しかし、ミノキシジルの錠剤を服用するという形の育毛方法も注目を浴びています。実際のAGAクリニックでも、このミノキシジルタブレットを処方しているところがあります。

様々な育毛治療を試してきた方が「最強の育毛剤だ」と呼ぶほどその発毛効果は高いようです。しかし、ネックになるのがその副作用です。もともと、育毛剤として転用される研究をしていた時に、外用薬として使われるようになった理由は、副作用です。

具体的には、動悸息切れや、頭痛、めまい、吐き気、体のむくみ、体重の増加、そして多毛症です。髪の毛が増えるだけではなく、体全体の毛が濃くなってしまうということです。

もともと、血圧降下剤として開発された医薬品なので、その副作用が様々なところで出てしまうでしょう。ミノキシジルタブレットの使用によって死者が出たという噂もあります。そのため、高い効果があるとしてもあまりお勧めはできません。

またミノキシジルタブレットは薬局など市販されていません。AGAクリニックにて処方してもらうか、個人輸入でしか手に入れることが出来ません。先ほどもご紹介しましたが個人輸入については危険性が高いためオススメ出来ません。試してみたい方はAGAクリニックに通うことをオススメします。

デュタステリド

デュタステリドは、フィナステリドに非常に近い働きをする育毛成分です。5αリダクターゼの活動を阻害し、ジヒドロテストステロンの発生を抑制してくれます。しかもその効果は、フィナステリドよりも高いと言われています。

ただし、残念ながらデュタステリドの効果は耐性が発生しやすく、服用を続けることによって効果が弱くなってしまうというデメリットがあります。そのため、継続して利用するにはフィナステリドに分があるようです。

こちらも市販されておらず、AGAクリニックで処方してもらうか個人輸入でしか手に入れることが出来ません。

このように、近年新たな育毛成分が次々と開発されています。

これまで、薄毛というのは命にかかわる重大な病気ではないため、専門に研究する機関が少なく、その他の医療に比べて、技術的な進歩が遅かったと言えます。

しかし、男性の薄毛に対するコンプレックスが膨らんできたということと、気休めではなく本当に治療できるという事実が認知されてきたことで、AGA治療を行う男性の数が増加し、市場規模が大きくなってきたということも影響してか、育毛剤の開発技術や、植毛の技術などは近年大きく進歩してきました。

現在も、まだ発表されていない新しい成分の開発が水面下で進んでいることでしょう。ちなみに、これから新たに話題になるだろうNcPAという、お茶の水大学の博士が開発した成分などもあります。

AGAクリニック

自宅でのAGA治療に限界を感じた場合や本格的に薄毛治療する場合は、AGAクリニックに通院することをお勧めします。

AGAクリニックであれば、医師免許を持っている本物の医師が、あなたの頭皮を直接診察し、最も効果の高い治療方法を提案してくれます。

AGAクリニックの選び方

クリニックを選ぶ際には、重視して欲しいポイントが2点あります。

1点目が症例数です。たくさんの症例が存在すれば、自分の頭皮の状況と似ている患者さんを過去に治療した経験があるのかもしれません。そのクリニックのホームページを見てみることによって、どの程度の症例数が存在するのかということを、確認することができます。

診療実績に自自信があるクリニックは、症例写真の検索ができるシステムを作っている場合もありますので、その検索フォームから検索をかけて、自分のAGAの症状と同じような症状の患者が過去に治療された実績があるのかどうかを確認してください。

AGAクリニックの治療費

AGAクリニックは保険が適応されないので、かかる治療費はすべて実費ということになります。そして治療内容によってかなり費用が異なるため、一概に言うことはできませんが、薬剤のみの治療(フィナステリド+ミノキシジル)であれば1ヶ月に10,000円~20,000円程度です。

育毛メソテラピーやHARG療法を試みるのであれば、1回の施術につき20,000円~40,000円程度です。これは定期的に行うとなると、かなりの出費になります。

AGAクリニックの治療期間

どのような方法であれ薄毛治療には、効果が出るまでに最低3ヶ月という時間が必要になります。これは最低の期間で、効果が出るまでに1年かかる方もいれば、2年かかる方もいます。単純にフィナステリドの臨床実験データを参考にすれば、3年間の使用で約8割が回復するはずです(ちなみにそのデータでは、残りの2割が現状維持、2%が悪化という結果が出ています)。

育毛メソテラピーやHARG療法などの「頭皮に直接薬剤を注入する」タイプの治療を行えば、効果が出るまでの期間は短くなります。

まとめ

育毛剤には様々な成分が配合されていますが、その中でも抜け毛に最も効く育毛剤の成分として信頼できるのはミノキシジルとフィナステリドです。

その他の育毛成分が配合されている育毛剤は、正直なところ、インターネット上でどんなに広告されていたとしても、高い効果は期待できないでしょう。効果の期待出来ない育毛剤がこれだけインターネット上で広告されているのは、アフィリエイトという広告収入を目的とした活動のためです。

やはり安心して使用できるのは、日本国内で医薬品としての認可が下りていて、なおかつAGA治療の最前線であるAGAクリニックでメインの治療薬として使用されている、ミノキシジルやフィナステリドを使うのがもっとも高い可能性を秘めた育毛剤なのではないでしょうか。

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