抜け毛が目立つときには保湿が重要?男性は逆効果の場合も!

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頭皮が乾燥すると、抜け毛の原因となるケースがあるそうです。そのような場合、頭皮の保湿が奨められるのですが、時と場合によっては逆効果になることもあります。

では、頭皮はどのようなときに保湿をすればよいのでしょうか?今日は抜け毛と頭皮の保湿の関係についてご紹介していきます。

頭皮が乾燥する原因ってなんですか?

頭皮を保湿した方がよいのか、それともある程度乾いた状態を保った方がよいのかを説明する前に、まずは頭皮が乾燥してしまう原因について見ていきたいと思います。

空気の乾燥

頭皮が乾燥してしまう最大の原因は、空気の乾燥によって頭皮から水分が奪われるケースです。特に、日本の冬は空気が乾燥しているため、頭皮も乾燥しやすくなってしまいます。

肌質に合わないシャンプー

毎日使っているシャンプーが自分の肌質に合っていない場合、頭皮の乾燥を招いてしまう可能性があります。特に、市販のシャンプーの場合、そのようなことが起こるリスクが高くなります。

というのも、市販のシャンプーには洗浄力を高めるための化学的成分が含有されており、それによって頭皮を守るべき皮脂までも洗い流してしまうからです。

ドライヤーのかけ過ぎ

頭皮が乾燥してしまう原因としては、ドライヤーのかけ過ぎもあげられています。

髪の毛を洗った後にドライヤーをかけることはとても重要なのですが、あまりにも強い風や高い熱で乾かしてしまうと、かえって頭皮を乾燥させ過ぎてしまいます。

頭皮が乾燥した場合の問題点

頭皮が乾燥する原因はさまざまですが、では頭皮が乾燥することによって、どのような不利益がもたらされるのかについて見ていきたいと思います。

フケが出る

頭皮が乾燥しすぎると、カサカサと乾いたタイプのフケが目立ちやすくなります。フケは簡単にいうと、お肌のターンオーバーによって現れる、角質のはがれおちたもののことです。

そういう意味では、誰にでもフケが見られる可能性はあるということです。ところが、必要以上に頭皮が乾燥している場合、お肌のターンオーバーに異常が生じ、それによってフケが目立つこととなるのです。

かゆみを生じる

頭皮が乾燥しすぎた場合、頭皮にかゆみを生じさせてしまうことがあります。かゆいからと言って掻きむしってしまうと、頭皮に炎症を生じることにもつながりかねません。

抜け毛が増える

頭皮が乾燥した状態が続いてしまうと、頭皮に炎症を起こしたり、かゆみが生じたりすることにつながりかねないということでした。そのような頭皮環境では、髪の毛が十分に育つ前に抜け落ちやすくなってしまいます。

頭皮の保湿をする必要性とは?

以上、見てきましたように、頭皮が乾燥するとさまざまなトラブルが生じることとなりかねません。では、なぜ頭皮の保湿をする必要があるのかについて説明しておきたいと思います。

皮脂バランスを保つ

頭皮の保湿をおこなう最大の目的は、頭皮から分泌される皮脂のバランスを保つことにあります。皮脂には頭皮のうるおいを保ったり、頭皮を外部の刺激から守ったりする働きがあります。

そのため、年間を通して皮脂のバランスが安定していることが重要となるのです。多ければよいという訳でもありませんし、少なければよいという訳でもありません。

髪の毛を乾燥から守る

頭皮の保湿をする目的としては、髪の毛を乾燥から守るということもあげられます。頭皮が乾燥すると抜け毛の原因になるということは先程述べた通りです。

ただ、頭皮が乾燥すると単に抜け毛のリスクが高くなるだけでなく、髪の毛自体にもダメージを与えることとなります。その結果として、切れ毛が出やすくなったり、枝毛になったりすることとなるのです。

頭皮を乾燥から守る方法

頭皮が乾燥する原因や、その場合の問題点についてはご理解頂けたことと思います。それでは次に、頭皮を乾燥から守る方法について紹介していきたいと思います。

加湿器を使う

日本の冬はとても乾燥しているので、部屋の中だからと言って油断は禁物です。場合によっては部屋の湿度が40%を下回ることもあるので、部屋の中でも加湿器を使って湿度を保つように心がけましょう。

湿度が40%を切ると静電気が発生しやすくなりますし、50%を切ると皮膚の水分量が半分程度になってしまうと言われています。目安としては湿度60%程度を保つようにするとよいでしょう。

育毛剤を使う

頭皮の乾燥にともなって抜け毛が増えている実感があるような場合は、育毛剤を使って頭皮環境を改善するようにしましょう。

育毛剤の中には頭皮の乾燥を防いだり、血行を促進したりする成分が含まれています。薄毛が進行しないうちに、予防的に用いるのも効果的です。

シャンプーを変える

市販のシャンプーを使うことで頭皮の乾燥や抜け毛を招いている場合には、天然由来の成分からできているシャンプーに変更するなどしましょう。

また、シャンプーの中には保湿効果がある成分を含んでいるものもあるので、そういったシャンプーを選択するのも一つの手です。特に、アミノ酸系のシャンプーは頭皮への刺激も少ないのでおススメとされています。

頭皮ケアの方法を改める

ドライヤーのあて過ぎなどによって頭皮が乾燥しているような場合、ドライヤーの熱を下げたり、風を弱めたりするなど工夫するとよいでしょう。

また、髪の毛を洗うときには爪を立ててゴシゴシ洗ったりせず、指の腹の部分で優しく頭皮をマッサージするようにして洗うとよいでしょう。

頭皮の保湿が逆効果なケース

頭皮が乾燥してしまうと、一般的には頭皮環境が悪化したり、抜け毛の量が増えたりすることにつながります。ところが、頭皮の保湿が逆効果となってしまうこともあります。

皮脂の分泌量が多い場合

皮脂の分泌量は人によってさまざまですが、もともと皮脂の分泌量が多い場合には、保湿をすることでかえって頭皮環境を悪化させてしまう可能性があります。

特に、男性の場合は女性に比べると皮脂の分泌量が多いケースがよく見られるので、ある程度は洗髪によって皮脂を落とす必要があります。

脂漏性皮膚炎の場合

男性によく見られる薄毛として、男性型脱毛症の存在があげられます。そして、男性型脱毛症になってしまう人の一部に、脂漏性皮膚炎が見られるということです。

脂漏性皮膚炎の原因はいまだによく分かっていないのですが、一説としてマラセチアという真菌(カビ)の一種が原因とするものがあります。

マラセチアは皮脂をエサとして繁殖するため、頭皮の湿った状態が続くと、大量に発生して頭皮に炎症やかゆみを生じさせ、結果として抜け毛が増えてしまうのです。

頭皮環境改善には生活習慣の見直しも重要!

ここまで見てきたように、頭皮の皮脂は多くても少なくても問題が生じることが分かって頂けたことと思います。そして、頭皮環境を良好に保つためには、生活習慣を見直すことも重要といわれています。

特に、睡眠不足や疲労状態が続くと、頭皮の新陳代謝にも悪影響を与えてしまうため、抜け毛の量が増えたり、新しく髪の毛が生えてこなくなったりしかねません。

また、ストレスは万病の元といわれるように、やはり髪の毛や頭皮にも悪影響を与えてしまいます。日頃からストレスをため込まないようにすることも重要です。

抜け毛を予防するには頭皮の状態を把握しよう!

今回の記事からも分かるように、一般的に、抜け毛を予防するためには保湿が重要です。

ただ、やみくもに保湿すればよいというものではありません。自分に合った理想の頭皮環境を構築することが重要だということですね。

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