帽子のかぶり過ぎで薄毛になる!?頭皮環境悪化の原因とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

冬だけでなく、夏でもニットの防止をかぶっているような人を見ると、「もしかしたら薄毛を隠しているのかな?」などと勘繰ってしまうことがありますよね。

実際に薄毛を隠す目的で帽子をかぶっている人もいると思いますが、帽子のかぶり過ぎが薄毛の原因になることもあるようです。今回の記事では、帽子のかぶり過ぎを始めとした、頭皮環境を悪化させてしまう原因について見ていきたいと思います。

帽子のかぶりすぎが原因で薄毛になるって本当?

それでは早速ですが、今回のメインテーマである、帽子のかぶりすぎと薄毛との関係について見ていきたいと思います。

帽子をかぶるメリットとデメリットを検証することで、帽子と薄毛との関係について迫ります。

帽子をかぶるメリット

帽子をかぶる最大のメリットとしては、紫外線から髪の毛や頭皮を守ることができるということがあげられます。植物にはポリフェノールがあるので、紫外線から身を守ることができます。

一方、人間は体内でポリフェノールを生成することができないので、その他の方法で紫外線から身を守る必要があります。その方法としては、衣服や日焼け止めクリームなどがあげられます。

ところが、頭皮は毛髪に覆われているため、日焼け止めクリームを塗るようなわけにはいきません。そこで、帽子をかぶることが重要となるのです。

紫外線を浴びると、頭皮の皮脂が酸化してしまい、頭皮環境が悪化してしまいます。酸化=老化につながるので、紫外線の浴び過ぎは結果として薄毛につながるのです。

帽子をかぶっていると紫外線のダメージから頭皮を守ることが可能となります。この点からすると、帽子をかぶることが薄毛予防につながるとも言えます。

帽子をかぶるデメリット

帽子をかぶるデメリットとしては、長時間に渡ってかぶり続けることで、頭皮が蒸れてしまうということがあげられます。

水分量が多く、温度が高くなった頭皮では、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。それによって、頭皮に炎症を起こしたり、かゆみを生じたりすることによって、薄毛のリスクが高くなると考えられているのです。

帽子のかぶり過ぎで薄毛になる根拠とは?

帽子をかぶるメリットとデメリットを見ていると、帽子をかぶることで薄毛の予防ができる可能性もあります。では、帽子のかぶり過ぎで薄毛になる根拠について見ていきたいと思います。

頭皮環境が悪化する

夏場に帽子をかぶっていると、帽子内の温度が上昇し、また汗をかくことで湿度も高くなります。例えるなら、帽子内が熱帯のジャングルのような状態になる訳です。

細菌は高温多湿を好むので、温度や湿度の高くなった頭皮は、細菌が繁殖するのに最適な環境となるのです。そのため、帽子をかぶり続けていると薄毛になるリスクが高くなると言われるのです。

髪の毛にダメージを与える

かぶっている帽子の種類によっては、摩擦によって髪の毛にダメージを与えるという説もあります。帽子と髪の毛がこすれることによって、切れ毛が増えてしまうという訳です。

帽子のかぶり過ぎ=薄毛とはならない

ここまで、帽子をかぶるメリットとデメリット、そして、帽子のかぶり過ぎで薄毛になる根拠について見てきましたが、どうも帽子のかぶり過ぎで薄毛になるという説は、根拠が弱い気がします。

帽子のかぶりすぎだけでは薄毛にならない

帽子のかぶり過ぎで薄毛になる根拠として、頭皮が蒸れてしまうことや、細菌が繁殖することがあげられていました。確かにそういった側面はあるのでしょうが、それならいつも帽子をかぶっている職業の人は、薄毛になる確率が高いということになりますよね。

ところが、一般人よりも帽子をかぶる時間の長いプロ野球選手に薄毛の人が多いかというと、そのようなことはありません。

もちろん、一部の選手に薄毛は見受けられますが、全体でみた場合むしろ薄毛の割合が低いのではないかという印象すらあります。

帽子のかぶり過ぎ+αで薄毛のリスクが上昇

帽子をかぶる時間が長いと、確かに細菌繁殖が起こりやすい土壌を整えることになるのですが、実際にはきちんと頭を洗うことで、頭皮を綺麗に保てることが分かっています。

むしろ、運動をした後に頭を洗うことで、もっとも清潔な状態に頭皮をもっていくことが可能とされています。もしかしたら、プロ野球選手に髪の毛フサフサの人が多いのは、運動後にシャワーを浴びるからかもしれませんね。

薄毛予防のための帽子のかぶり方

ここまで、帽子と薄毛との関係について見てきましたが、どうやら帽子のかぶり過ぎで薄毛になるというのは、根拠が薄弱なようです。

むしろ、紫外線から頭皮を守るためには、帽子をかぶった方がよいケースもあるようです。では、薄毛予防のための帽子のかぶり方について解説したいと思います。

かぶったり脱いだりする

帽子をかぶり続けているからすぐに薄毛になる訳ではありませんが、帽子をかぶり続けることで頭皮が蒸れることには変わりありません。

そのため、汗をかかない程度に帽子を脱ぐ時間も作ることが重要です。

季節によって帽子の素材を変える

四季のある日本では、季節によって温度も違えば、湿度も異なります。それでは最初に、日本の暑い夏を過ごすためには、どのような帽子を選べばよいのか考えてみたいと思います。

例えば、昔からよくかぶられている麦わら帽子などは通気性がよく、夏にかぶるにはおススメと言えます。ただ、麦わら帽子には洗いにくいというデメリットもあります。

綿製品からできている帽子や、ポリエステルで製造されている帽子などは、洗いやすいというメリットがあるので、夏場におすすめと言えます。また、UVカットができる帽子も夏にはおススメです。

冬場の帽子選び

それでは次に、冬場にはどのような帽子を選べばよいのかを考えていきたいと思います。冬場に帽子をかぶる目的は、ズバリ保温と保湿です。

湿度も頭皮環境を悪化させる要因となりますが、逆に、乾燥しすぎてしまうことも頭皮環境を悪化させてしまいます。特に、日本の冬は乾燥しているので、頭皮を保湿することで薄毛予防をおこなうことが重要です。

また、頭皮が冷えることも頭皮環境の悪化につながります。頭皮が冷えると血行が悪くなります。血液は全身に酸素と栄養を運んでいるので、頭皮への血行が悪くなれば、頭皮の栄養状態が低下することとなるのです。

冬場におススメの防止としては、アクリルやウールで作られたニット帽がおススメです。また、冬場は汗をかくことも少ないので、革製の帽子や、フェイクレザーの帽子など、洗いにくい帽子もオシャレに楽しむことができますよ。

帽子以外の頭皮環境悪化のリスクファクターとは?

薄毛を防止するためには、なによりも頭皮環境をよい状態に保つことが重要です。では、頭皮環境を悪化させてしまうリスクファクター(危険因子)としては、どのようなことが考えられるのでしょう。

頭皮が不潔である

先程、帽子をかぶることがすぐに薄毛につながる訳ではないと述べました。ただし、帽子をかぶって汗をかいた後に、ちゃんと頭を洗わないと薄毛になるリスクが増してしまいます。

帽子をかぶると薄毛になるというのは、どうやら帽子をかぶった後にちゃんと頭を洗わないことで薄毛になるリスクが高くなることから、そのような説が生まれたと言えそうです。

頭の洗いすぎ

頭皮を不潔にしていることも薄毛のリスクファクターとなりますが、反対に、髪の毛を洗いすぎることで、かえって薄毛になるリスクが高くなることも分かっています。

私たちの頭皮は皮脂で覆われています。皮脂というとベタベタしていて、薄毛の原因になってしまうイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、実は、皮脂には頭皮を乾燥から守る働きもあります。

夏に暑いからと言って、1日に何度もシャンプーをしたりすると、頭皮を守るべき皮脂を洗い流してしまい、かえって頭皮環境が悪化してしまうことがあるということです。

シャンプー

市販のシャンプーは洗浄力の強いものが多く、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。また、肌質に合わないとアレルギーを起こしてしまったり、かゆみの原因となったりすることもあります。

シャンプーを選ぶ際には、なるべく天然由来の成分で製造された、頭皮や髪の毛へのダメージが少ないものにしましょう。

ドライヤー

ドライヤーのかけ方も薄毛予防には重要です。ドライヤーの熱はかなり高温なので、あまり髪の毛や頭皮に近づけすぎないようにしましょう。熱によって髪の毛を痛めたり、頭皮を乾燥させ過ぎたりする恐れもあります。

反対に、ドライヤーをかけないというのも問題です。特に、髪の毛の短い男性の場合、髪を洗った後にタオルで拭いて、あとは自然乾燥という方もいらっしゃると思います。

ただ、髪の毛や頭皮が濡れた状態が続くと、雑菌が繁殖しやすくなります。髪の毛を洗って寝る前には、必ずドライヤーで乾かすように心がけましょう。

帽子以外に紫外線から頭皮を守る方法

帽子をかぶるメリットのところで紹介したように、帽子には紫外線から私たちの髪の毛や頭皮を守ってくれる働きがあります。とはいうものの、帽子をかぶり続けていると頭皮が蒸れたり汗をかいたりして不快なものですよね。

では、帽子以外に紫外線から頭皮を守る方法はないのでしょうか。実は、紫外線から身をも守って成長した作物、すなわち野菜や果物を食べることで、紫外線から頭皮を守ることが可能となります。

植物のほとんどに、紫外線から身を守るポリフェノールが含まれており、その働きは植物を摂取した私たちにも恩恵を与えてくれます。そのため、日頃からフレッシュな野菜や果物を摂ることが、薄毛予防につながるのです。

薄毛予防のために帽子を上手にかぶろう!

今回の記事では、帽子と薄毛との関係について見てきました。

帽子をかぶっているからといって、必ずしも薄毛になるという訳ではなく、むしろ帽子によって薄毛予防をできることが分かって頂けたことと思います。

オシャレを楽しみつつ、薄毛予防ができるといいですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る