
日本人の私たちにとっては、薄毛やハゲというとどうしても「モテない」というイメージがあります。男性にとっても女性にとっても、薄毛というとマイナスなイメージを持っている人がほとんどでしょう。
しかし、世界に視野を広げてみると、実は薄毛であってもモテる国や、薄毛であった方がむしろモテる国が存在するようです。今回の記事では、どのような国で薄毛がモテているのかを検証していきます。
日本では、薄毛が残酷なほどモテない
まず、日本人女性を対象に取った、いくつかのアンケートの結果をご紹介します。
「男性の外見で、悪い意味で気になってしまうところはどこですか?」というアンケートを女性110人に取ったところ、ダントツで多い結果が「薄毛」でした。その割合は60.9%です。2番目に多かった「年季の入った靴」という回答が25.5%だったこと考えると、圧倒的に女性は薄毛を悪い意味で気にしているということがわかります。
また、AGAスキンクリニックが行った調査では「薄毛の人に恋愛感情を持ったことがあるか?」とという質問に対して「ない」と答えた方が77%でした。つまり8割近くの女性が薄毛男性を恋愛対象として見てないということがわかります。
さらに、同じくAGAスキンクリニックでのアンケートの結果では「薄毛男性の好感度について教えてください」という質問に対して「マイナスになる」と答えた女性は全体の57%、さらに、「嫌い」と答えた女性は全体の2%でした。
つまり約6割の女性は薄毛の男性の好感度が低いと答えているのです。さらに、同アンケートでは「なんとも思わない」が16%、「マイナスにならない」が25%いるのですが、「好き」と答えた女性は0%でした。つまり残りの4割の女性は、プラスでもマイナスでもないという状態であり、プラスになる人は1人もいなかったということです。
このアンケートの結果からもわかるように、女性からモテようと考えた場合、薄毛であるということは一切プラスにはならず、多くの場合マイナスにしかならないということが言えます。
確かに一部の女性は薄毛に対する免疫があり、気にならないと考えてはいるようですが、そのような一部の女性だけを対象にモテても仕方がないですよね。そもそも日本では「ハゲ」という言葉が悪口として使われる傾向があります。小学生などは薄毛でない人にも相手をののしる意味で「ハゲ」と言ったりします。それ程薄毛というのはマイナスなイメージのある言葉なのです。
骨格の問題もあります。外国人に比べ日本人は顔の凹凸が少なく、ノッペリしているので、薄毛になってしまうと、その印象がさらに強くなり、髪の毛だけではなく、印象も薄くなってしまいます。
そして、「薄毛はカッコ悪い」というイメージがあるからこそ、薄毛になってしまった人は、その薄毛を隠そうとして髪型を変えてみたり、カツラをかぶってみたりしますが、そうした行為がかっこ悪いものだと捉えられているため、自分に自信がなくなり、堂々とした振る舞いが出来なくなり内面までモテない男性になってしまうのです。
外国人は薄毛でもかっこよくてモテる!?
外国人、特に欧米人は薄毛であっても違和感がなくモテる傾向があります。
俳優で考えてみると、ブルースウィリスさんは明らかな薄毛ですが、それを隠すような髪形はしておらず、むしろ薄毛を強調するような髪型をしていますが、ダイハードシリーズに代表されるような様々なアクション映画で主演し、現在も活躍する人気スターです。誰も「ブルースウィリスさんがカッコ悪い」とは思っていないでしょう。
また、トランスポーターシリーズでおなじみのジェイソンステイサムさんも明らかに薄毛ですが男前でカッコよく、女性のファンも多いです。
ニコラスケイジさんも前頭部からM字型に進行している薄毛です。しかし、様々なアクション映画に主演する活躍を見せてくれています。M字型の薄毛で言えばジュードロウさんもそうです。「リプリー」やシャーロックホームズシリーズでもおなじみですね。
いかがでしょうか。薄毛でもかっこいいハリウッド俳優がこれだけいるのです。ちなみに、ブルースウィリスさんはドイツ出身、ジェイソンステイサムさんはイギリス出身、ニコラスケイジさんはアメリカ出身、ジュードロウさんはイギリス出身です。やはり欧米人は薄毛でも関係ないほどカッコよく、モテる人はモテるのです。
日本人の俳優で薄毛の方といえば、代表的な人は温水洋一さんや高橋克実さん、角野卓造さんなどです。確かに第一線で活躍する俳優さんですが、モテるかどうかと言われれば疑問です。先ほどのそうそうたるハリウッドスターの顔ぶれと比べると、やはり日本人は薄毛が似合わないのかと思ってしまいますよね。
薄毛の人がモテる国とは?
ヨーロッパはそもそも日本に比べて薄毛の人の割合が多いです。つまり、女性には「薄毛の男性がいて当然」という考えがあるのです。元々骨格的に薄毛が似合うという部分もありますが、それに加えて薄毛の人数が多いので、女性にも耐性があると考えられます。そのような意味で薄毛の割合の多い国を中心として薄毛がモテる国をいくつかご紹介します。
チェコ
チェコは、世界でもっとも男性の薄毛率が高い国です。その割合はなんと42.79%。つまり男性が10人いれば4人は薄毛であるということです。ちなみに日本は26.5%ですので、倍近い薄毛率であると言えます。
これだけ多くの男性が薄毛であるということは、女性も薄毛の男性を見慣れていますし、モテる男性が薄毛であるという割合も高いはずです。ちなみにチェコは世界的に有名なモデルを多数輩出している美女が多い国です。世界で一番美女が多い国はチェコだと言う人もいるほどです。
このように考えるとチェコは薄毛の男性と美人の女性がカップルになる割合が最も高い国だと考えることができます。薄毛男性にとっては天国のような国ですね。
スペイン
スペインは男性の薄毛率が世界で2番目の国です。その割合は42.6%と、チェコと0.19%しか変わりません。あと少しで世界一です。
ツイッターでスペイン人女性を対象にしたアンケートを実施した方がいました。質問内容が「薄毛についてどのようなイメージを持っていますか?」というものです。回答は選択式で「賢そう」「気持ち悪い」「マッチョ」「特に何も感じない」の4択です。
アンケートの結果、最も多かったのは「特に何も感じない」の69%でした。次に多かったのが「マッチョ」の19%、その次に多かったのが「賢そう」の12%、そして驚くべきことに気持ち悪いと答えた女性は0%でした。日本とは対照的にスペイン人の女性は薄毛に対してプラスの印象を持っている人が多くいるようです。
フランス
フランスも薄毛の男性の割合は40%以上と高く、中年以上の男性は薄毛率が50%を超えていると考えられています。そして驚くべきことに、パリの女性は薄毛の男性に対して性的な魅力を感じる女性が多いそうです。
その証拠に、フランスではあまり育毛剤や養毛剤が充実しておらず、日本のようにドラックストアで育毛剤売り場を見つけることはできません。これはフランスでは薄毛になっている=男性ホルモンが多く男らしいと考えられているためのようです。
ドイツ
ドイツ人の場合、女性よりも男性が薄毛に対して寛容な考え方を持っているようです。20代で薄毛になってしまうとさすがにドイツ人男性も対策を考えるようですが、35歳になるとどのドイツ人男性も「薄毛でいる方がかっこいい」という価値感に変わり、わざわざ自分で髪の毛を剃って薄毛に見せる方もいるほど。
ドイツはブルースウィルスさんの出身国でもありますので、自国を代表するハリウッド俳優の髪の毛の状況も影響を与えているのかもしれません。ドイツのかつら屋さんでは、病気や事故で髪の毛を失った人のためにカツラが作られており、AGA(男性型脱毛症)によって薄毛になってしまった人は、ほとんどカツラをかぶらないそうです。
メキシコ
メキシコでは髪の毛がある人よりも薄毛の人の方が貫禄があり、お金持ちであると考えられる傾向があります。そのため、結婚相手として選ばれるのは薄毛の方が可能性が高いとすら言われています。
ちなみに10万人に対して何%の人が自殺をするのかという自殺率を比較してみると、日本が24%なのに対して、メキシコはたったの4%です。自殺率で日本とメキシコは6倍の違いがあるのです。一見、薄毛には関係のないデータのように思えるかもしれませんが、小さなことは気にしないというメキシコ人特有の考え方がこの数字に反映されているのではないでしょうか。
そのため男性は薄毛になっても気にせずに堂々としており、女性も特に男性の薄毛を気にしないのかもしれませんね。」
薄毛がモテる都道府県がある?
マツコデラックスさんと、関ジャニ∞の村上さんが出演する「月曜から夜更かし」というバラエティ番組で、「薄毛に厳しい都道府県のランキング」が紹介されました。
日本で最も薄毛に厳しい都道府県は鹿児島県で、2位が岩手県、3位が岡山県、4位が三重県、5位が群馬県でした。1位の鹿児島県では90%以上の女性が薄毛の男性に対して厳しい意見を持っています。
しかし、逆にこのランキングを下から見てみると薄毛に対して悪い印象を持っていない都道府県も明らかになります。日本で最も薄毛に対して悪い印象を持っている女性が少なかったのは、佐賀県です。2位が沖縄県、3位が愛媛県、4位が栃木県、5位が高知県です。
ちなみに、1位の佐賀県は46%、約半数の女性が男性が「薄毛であっても気にしない」と回答しています。同じ九州であっても、9割以上が「薄毛の男性はNG」と答えた鹿児島県となぜここまで変わるのでしょう。不思議です。
日本でモテたいなら薄毛は直した方がいい!
一部で薄毛に寛容な都道府県があるとはいえ、やはり日本人であるということは、骨格的に薄毛が似合いませんし、日本の文化としても薄毛は拒否される傾向にありますので、モテるのは難しいでしょう。
そのため、これから先も日本に住み続けて女性にモテたいと考えるのであれば、やはり薄毛は阻止した方が良いです。もし現段階でもすでに薄毛になってしまっているという人は薄毛を治療した方がモテる可能性はアップします。
このような考え方をお伝えすると、「男は見た目じゃない、中身だ!」という反論の声が聞こえてきそうです。確かに、最終的にその人がモテるかモテないかは中身で決まります。中身が悪ければ、どんなに見た目が男前で髪の毛がフサフサだったとしても、その人がパートナーとして選ばれる可能性は少ないでしょう。
しかし、女性と知り合ったときの第1印象はどうしても見た目によって決まります。初対面でその人の内面までは見ることができません。最初にご紹介したアンケートでもわかるとおり、日本人女性の約8割が薄毛を恋愛対象として見ません。つまり、最終的にモテるかモテないかは中身によって決まるとしても、「モテるのか、モテないのか」という審査の土台に乗るためには薄毛を治す必要があるということです。
どうやって薄毛を直せばいいのか
では薄毛を治療するためにはどのような方法をとればよいのでしょうか。
最も確実な方法はAGAクリニックに通院することです。AGAクリニックとは、医師免許を持った医師が運営している薄毛専門の病院のことです。
クリニックによって料金体系は変わりますが、安ければ月々5000円から1万円程度で専門家のアドバイスを受けながら、薄毛を治療することができます。
クリニックのホームページなどを見てみれば大体の治療方法や実際に治療した人の症例写真などを確認することができます。発毛実感率が90%を超えるクリニックはざらにありますので、高確率で薄毛を克服できる施設であると言えます。
主な治療方法はプロペシアという内服薬の処方と、ミノキシジルという成分を主成分とした外用薬の塗布です。プロペシアは男性型脱毛症の進行をストップさせ、ミノキシジルは毛母細胞活性化させ新たに髪の毛を発毛させる働きがあります。
市販されている育毛剤はほとんどが頭皮環境を整えるという部分に主軸が置かれており、発毛効果はほとんどありませんので、この2種類の医薬品の組み合わせが最も薄毛治療に対して高い効果を期待できます。この方法はAGA治療の先進国であるアメリカでも主流とされています。
また、ある程度AGA治療に関しての専門知識を持っている方であれば、個人輸入で海外からAGA治療薬を購入し自宅で治療するということも可能です。この場合月々にかかる治療薬の費用は2000円程度に収まりますので、費用対効果はかなり高いものになるでしょう。
まとめ
ヨーロッパでは全体的に薄毛の男性もモテる傾向にあるようです。逆に日本人は男性にとっても女性にとっても、薄毛にはマイナスなイメージがあり、モテるとは程遠い印象があります。
日本人と欧米人はそもそも骨格に違いがあるため、薄毛の日本人がヨーロッパに行けばモテるのかというとそうではないと思いますが、薄毛に対する印象が文化として違うのです。日本人として日本でモテようと考えるなら、やはり薄毛は治療したほうが良さそうです。
参考サイト
https://www.zo-mou-hikaku.com/wque/
https://www.agaskin.net/public/001.php
https://www.agaskin.net/public/002.php