これって薄毛の兆候!?後悔しないための対処法をご紹介!

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薄毛は男性だけでなく、女性にとってもやっかいな問題ですよね。では、薄毛になるときにはどのような兆候が見られるのでしょう。

また、どのようにして対処すればよいのでしょうか。今回の記事では、薄毛の兆候について知ることによって、薄毛にならないように対処する方法を紹介したいと思います。

薄毛の兆候とは?

それでは早速ですが、薄毛の兆候としてどのような現象が現れるのかについて見ていきたいと思います。以下のような兆候が見られたら要注意です!

髪の毛のボリュームダウン

薄毛や男性型脱毛症、女性男性型脱毛症など、髪の毛が抜けて地肌が見えるようになる症状はいろいろありますが、いずれもいきなりやってくるものではありません。「朝起きたらハゲていた」なんてことありませんよね。

薄毛は徐々に進行しますが、髪の毛のボリュームが減ってきたように感じるときにはいくつかのパターンがあります。1つは、単純に抜け毛の量が増えて髪の毛の全体量が減ってしまっている場合です。

もう1つは、髪の毛や頭皮の栄養状態が低下して、髪の毛が育ちきらずに細くなってしまっているケースです。栄養状態の低下は血行不良や乱れた食生活、ストレスなど、さまざまなことが要因として起こります。

排水溝に詰まる抜け毛の量が増える

薄毛の兆候としては、髪の毛を洗った際に抜け落ちた抜け毛が、排水溝に詰まって目立ってしまうということもあげられます。人間の髪の毛はおよそ10万本生えており、1日あたり50本から100本ほど抜けると考えられています。

ただし、もっとも抜け毛の量が増える秋には、1日あたり200本から300本ほど抜けてしまうこともあるということです。ただし、髪の毛の生え換わる周期(ヘアサイクル)が正常であれば、それほどの抜け毛があっても髪の毛のボリュームがダウンするようなことはありません。

ただ、以前と比べて明らかに排水溝に詰まる髪の毛の量が増えているような場合、薄毛の兆候となっている可能性があるので、注意が必要です。

髪の毛や頭皮がべたついている

髪の毛を洗わずに寝てしまった翌日、髪の毛や頭皮がべたついてしまうことがあると思います。そのような状態が続くと、頭皮が汚れたりかぶれたりしてしまい、結果として抜け毛が増えることにつながりかねません。

ところが、髪の毛をちゃんと洗っているにもかかわらず、髪の毛や頭皮がべたついてしまうような場合、皮脂の分泌量が増えている可能性があります。皮脂は頭皮のうるおいを守るために必要なものではありますが、過剰に分泌されると抜け毛の原因となってしまいます。

頭皮にフケやかゆみが出ている

抜け毛の兆候としては、頭皮にフケやかゆみが現れているようなケースもあげられます。かゆみをともなうフケはべたついているものが多いのですが、その場合、脂漏性皮膚炎になってしまっている可能性があります。

脂漏性皮膚炎は遺伝的な要因や環境的な要因、ストレスなどさまざまな理由によって起こりますが、最近になってよく知られるようになってきたのが、カビの一種であるマラセチアによって起こるという説です。

頭皮にカビなどというと驚かれるかもしれませんが、マラセチアは表皮に常在している細菌の一つで、健康な状態でいる分には、悪さをすることはありません。

ところが、免疫機能が低下したり体調が悪化したりすると、マラセチアが悪さをして、皮膚に炎症を起こしたり、かゆみを生じさせたりする訳なのです。

そして、マラセチアのエサとなるのが皮脂なのです。そのため、脂漏性皮膚炎は豆腐だけでなく、耳のうらや鼻の脇、胸や背中、脇の下などさまざまな場所で起こる可能性があります。

いずれにせよ、フケにともなって頭皮にかゆみがある場合には、脂漏性皮膚炎を発症している可能性があります。そのような場合にはすみやかに皮膚科を受診するようにしましょう。

抜け毛に細くて短い髪の毛が混じっている

人間の髪の毛は毎日のように抜けては生えてというサイクルを繰り返しているものですが、抜け毛の中に細くて短い髪の毛が混じっているような場合、薄毛の兆候となっている可能性があります。

髪の毛は毛母細胞や毛乳頭に存在している細胞が分裂して、太く長く成長していくのですが、なんらかの要因によって髪の毛が成長しきる前に抜けてしまうことがあります。

特に、男性型脱毛症の場合によく見られる現象ですが、もしも抜け毛の中に細くて短い髪の毛が混じっているような場合、ヘアケアや生活習慣の見直しが必要かもしれません。

薄毛の兆候が見られた場合の対処法

薄毛の兆候は実にさまざまですが、もし薄毛の兆候が見られた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。将来ハゲに悩まされないためにも、以下のようなことに気をつけるようにしましょう。

ヘアケアの見直し

抜け毛が増える原因としては、誤ったヘアケアもその一つとしてあげられます。ちゃんと髪の毛を洗っているのに抜け毛が増えるというような場合、ヘアケアの方法が間違っている可能性があります。

ヘアケアには髪の毛の洗い方や乾かし方、シャンプーの選び方などさまざまなことが含まれますが、正しいヘアケアについては後ほど詳しく説明したいと思います。

食習慣の見直し

髪の毛や頭皮にべたつきが見られるような場合、もしかしたら食習慣がその原因となっている可能性があります。特に、脂っこい食べ物や甘い食べ物を過剰に摂取すると、頭皮の皮脂分泌量が増えると考えられています。

また、現代人の食生活にはビタミンとミネラルが絶対的に不足しているといわれています。そのため、フレッシュな野菜や果物を積極的に摂るようにするとよいでしょう。

フレッシュな野菜や果物には、抗酸化作用のある食品がたくさんあります。なぜかというと、野菜や果物の多くにはポリフェノールが含まれているからです。

野菜や果物が成長する時には、水や養分、二酸化炭素のほかに日光が必要となります。ところが、日光を浴びる際には有害な紫外線も併せて浴びることとなってしまう訳です。

そこで、野菜や果物はその内部にポリフェノールを生成することによって、有害な紫外線から身を守っているのです。そして、その抗酸化作用は野菜や果物を摂取した人間にも恩恵を与えてくれるのです。

髪の毛は老化によって自然と減っていくものですが、野菜や果物の持つ抗酸化作用を享受することで、老化のスピードを遅らせ、抜け毛を予防することが可能となるのです。

ストレスを解消する

ストレスは万病の元などといわれますが、髪の毛にとってもストレスが悪影響を与えます。その典型が円形脱毛症などの脱毛症です。

ストレス状態が継続すると、人間の体内では自律神経のバランスに異常が生じることとなります。自律神経は交感神経と副交感神経から成っており、そのバランスによって私たちの生命活動は律されているのです。

交感神経と副交感神経はよく車のアクセルとブレーキの関係に例えられます。昼間、活動的に動く際にはアクセルを踏み(交感神経が優位になり)、夜になって身体を休める際にはブレーキを踏む(副交感神経が優位になる)という訳です。

ところが、疲労や不規則な睡眠習慣などが継続することで交感神経優位状態が続くと、アクセルを踏みっぱなしの状態になってしまうのです。

そうなると、夜寝ている間にも緊張状態が続いてしまい、リラックスすることができなくなってしまいます。人間は夜寝ている間に疲労を回復したり、細胞分裂をおこなうことで新陳代謝を促したりしています。

ところが、交感神経優位状態が続くと睡眠の質が低下してしまうため、疲労回復や新陳代謝が追い付かなくなってしまい、結果として薄毛が進行してしまうリスクも上昇するのです。

そのため、ストレスをため込みすぎないようにすることが重要となります。適度に身体を動かしたり、カラオケで大きな声を出したりしてストレスを発散するとよいでしょう。

女性に見られる薄毛の兆候

薄毛というと男性型脱毛症ばかりがピックアップされますが、実は女性にとっても薄毛は悩ましい問題です。では、女性に特徴的な薄毛としてはどのようなものがあるのでしょうか。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症とは簡単に言うと、髪の毛を結んでいる場所が引っ張られて薄毛になってしまうことを言います。いつも同じ場所で髪の毛を結んでいる場合、牽引性脱毛症になってしまう可能性があります。

また、髪の毛を結ぶだけでなく、常に同じ場所で髪の毛を左右に分けているなどすると、分け目のところの抜け毛が増えてしまうこともあります。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は、女性に見られる薄毛の中でももっともポピュラーな脱毛症として知られています。一般的には中年期以降の女性に見られることが多いのですが、若い人でも極端なダイエットやストレスによって発症することがあるということです。

中年期以降の女性に見られるびまん性脱毛症は、女性男性型脱毛症などとも言われ、ホルモンバランスの変化によって起こるとされています。

女性は中年期以降になると閉経に向かう過程で、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が低下していきます。それによって抜け毛が増える訳なのです。

そのため、女性用の育毛剤にはエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンが配合されています。女性男性型脱毛症は、男性型脱毛症のように、局所が禿げあがってしまうようなことはありません。

全体的に髪の毛のボリュームがダウンしたり、地肌が透けて見えるようになったりするのが女性男性型脱毛症の特徴であり、びまん性脱毛症の特徴でもあるのです。

分娩後脱毛症

女性に特徴的な薄毛としては、分娩後脱毛症というものもあげられます。妊娠、出産期にホルモンバランスが乱れることによって、出産後に一時的に抜け毛の量が増えるのが特徴です。

通常は半年から1年ほどするとまた元通りになることが多いのですが、高齢出産の場合はホルモンバランスの変化とあいまって、抜け毛の量がなかなか元に戻らないこともあるということです。

薄毛の兆候が出た場合のヘアケア

薄毛の兆候が見られた場合には、普段のヘアケアを見直す必要があるかもしれません。髪の毛や頭皮にとって最善のヘアケアを心がけましょう。

シャンプーの見直し

薄毛の兆候が見られる場合、もしかしたらシャンプーが自分の頭皮や髪の毛に合っていないのかもしれません。市販のシャンプーには化学的成分が配合されていることが多く、それが頭皮へのダメージとなっている可能性があります。

化学的に製造されたシャンプーは洗浄力が強いため、頭皮へのダメージも大きくなる可能性があります。そのような場合には、自然由来の成分で製造された、頭皮や髪の毛に優しいシャンプーに変えるとよいでしょう。

髪の毛の洗い方の見直し

薄毛の兆候が見られた場合、髪の毛の洗い方も見直してみましょう。頭がかゆいからと言って、指先や爪でガシガシと頭皮を掻くようなことは絶対にやってはいけません。それ以前に、なぜ頭皮がかゆくなるのかを考えましょう。

また、シャンプーやコンディショナーをした後は、しっかりと洗い流すようにしましょう。すすぎが足りないと化学的成分が頭皮に残ってしまい、それが炎症やかゆみを生じさせてしまう可能性があります。

ドライヤーの仕方の見直し

髪の毛を洗った後にはドライヤーをかけることになると思いますが、ドライヤーの熱も髪の毛にダメージを与えてしまいます。あまり高温でドライヤーをかけないようにしましょう。

また、男性の場合、髪の毛を洗った後に自然乾燥させる人もいると思いますが、抜け毛の兆候がみられているような場合は、ちゃんとドライヤーで乾かすようにしましょう。

髪の毛や頭皮が濡れた状態が続くと、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。それが脂漏性皮膚炎を誘発することもあるので、短髪であっても洗髪後はすみやかに乾かすように心がけましょう。

フケやかゆみがある場合は病院へ!

抜け毛の兆候として、フケやかゆみが現れるようなこともあります。フケやかゆみの原因は実にさまざまなので、まずは専門家に診てもらうようにしましょう。自己判断で誤った対処をすると、かえって薄毛の進行するリスクが高くなります。

薄毛はいきなりやってくる訳ではなく、音もなく徐々に忍び寄ってきます。気が付いたら取り返しのつかないことになっていた、などといった事態に陥らないよう、薄毛の兆候を知った上で、効果的に対処するように心がけましょう。

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