※これは医療アドバイスではなく、あくまで私個人の体験記録です。
治療の開始・継続・中止については、必ず医師に相談したうえで判断してください。
1〜2ミリの坊主にしても、隠しきれなかったとき
薄くなっていることに気づいたあと、
私は1〜2ミリの坊主にしました。
正直、
「これでいったん落ち着くだろう」
と思っていました。
でも、現実は違いました。
坊主にしても、
薄さが隠しきれなかった。
そのときの感覚は、
不安というより、
絶望に近かったです。
「ここまでやってもダメなのか」
という気持ちでした。
そのとき、頭の中にあった問い
あの頃、
頭の中では同じ問いがぐるぐるしていました。
- このまま生きていかなければならないのか
- 何か対処のしようはあるのか
- 「普通」に近づけることはできないのか
AGA治療については、
その時点ではほとんど考えていませんでした。
というのも、
効果がなく、費用ばかりかかるもの
という先入観が強く、
最初は選択肢にすら入っていなかったからです。
情報はあった。でも、自分に当てはまるか分からなかった
その後、
いろいろと調べました。
ただ、情報は
断片的でした。
- これは効いたという話
- これは合わなかったという話
それが入り乱れていて、
「自分にはどれが当てはまるのか」が分からない。
結果として、
試しながら、
自分の正解に近づいていくしかない
という感覚でした。
今思えば、
同じ立場の人の体験談を
複数まとめて見られたら、
もう少し考えやすかったかもしれません。
「少し落ち着く」を、何度も積み重ねた
私が落ち着いていった過程は、
一気に解決するものではありませんでした。
むしろ、
「少し落ち着く」
を何度も積み重ねていった
という感じです。
順番に書くと、こうです。
- 坊主の、欠けている部分に、ボールペンで点を打つ
→ まず、少し落ち着く - アートメイクを終える
→ 打点とインクの滲みから解放され、また少し落ち着く - 4ミリまで伸ばせる
→ もう少し落ち着く - AGA治療で生えてきて、1センチまで伸ばせる
→ だいぶ自然になり、ほぼ落ち着く
今振り返ると、
落ち着きは段階的にしか来なかったのだと思います。
見通しが立たない状態が、いちばん苦しかった
あの時期がなぜあんなにつらかったのか。
今なら、はっきり言えます。
それは、
- 不安だったから
- 考えすぎたから
ではありません。
見通しが立たない状態が、ただ続いていたから
です。
今振り返ると、
私が一番苦しかったのは、
「どうなるか分からない状態」に
ずっと置かれていたことでした。
→ AGA治療を1年続けて分かった、「困らない状態」の作り方
「どうなるのか」
「どこに着地できるのか」
それが見えないまま時間だけが過ぎる。
その状態が、
いちばん落ち着かなかった。
この一番しんどい時期を抜けたあと、
「これは失敗じゃないかもしれない」と
最初に安心できた小さなサインがありました。
そのときのことは、別の記事で書いています。
→ AGA治療を始めて「最初に安心できたサイン」は何だったか― 生えた実感より先に起きた変化AGA治療を始めて「最初に安心できたサイン」は何だったか― 生えた実感より先に起きた変化
今振り返って思うこと
あの時間が
「必要だったか」と聞かれると、
正直、そうは思いません。
ただ、
- 自分がここまで見た目を気にする人間だったこと
- 人が抱える見た目の悩みが、どれだけ重いか
それは、
身をもって分かりました。
それでも、
苦しかったです。
美化できる時間ではありません。
もし、同じ場所にいる人がいたら
もし今、
- どうしたらいいか分からない
- 何を選べばいいか決めきれない
- 見通しが立たず、ただ苦しい
そんな場所にいる人がいたら、
私はこう言いたいです。
「あなたは、間違っていません。」
「ただ、まだ見通しが立っていないだけです。」
そして、
「あなたは、どうしたいと思っていますか?」
「私も場合は、こんな感じでしたよ。」
それくらいの距離感で、
話せたらいいなと思っています。
まとめ
見通しが立つまで落ち着かなかったのは、
自分が弱かったからでも、
判断が下手だったからでもありません。
- 状態が見えない
- 着地点が分からない
その宙に浮いた時間が、
ただ、しんどかった。
今はそう理解しています。
もし今、
同じ場所に立っているなら、
それは異常でも失敗でもありません。
途中にいるだけだと思います。

