※これは医療上の助言ではなく、私個人の治療経験と判断を記録したものです。治療の開始・継続・中止については、医師に相談したうえで判断してください。
この記事では、AGA治療を始めてから約1年9か月時点の状態を書いています。
いまは、一旦落ち着いている
いまの状態を一言で言うと、
一旦、落ち着いている。
という感じです。
毛量は、体感では以前の7〜8割ほどまで戻ったように感じています。
完全に元へ戻ったわけではありません。
薄い部分が、まったく気にならないわけでもありません。
それでも、現在は特に問題として考えることなく、日常を過ごせています。
治ったと言い切るほどではない。
諦めたわけでもない。
何かを強く隠そうとしているわけでもない。
そのどれでもないところに、いまはいます。
髪のことを考える時間が減った
治療前は、鏡を見るたびに頭が気になりました。
外出先のガラスに映る自分にも目が行きました。
髪を伸ばしていた頃には、風で髪が乱れることも気になりました。
坊主にしたあとも、薄い部分が目立っていないか、短すぎて不自然に見えていないかを何度も確認していました。
いま、髪のことを考えている時間は、感覚では一日10分もありません。
薬を飲むとき。
髪を切るとき。
ときどき鏡を見たとき。
その程度です。
見た目の変化以上に大きかったのは、
考え続けなくてよくなったこと
でした。
薄毛に心を奪われていた頃のことは、別の記事に残しています。
→ それ、どうにもならないと思っているかもしれないけれど、何とかなるよ。
― 薄毛に心を奪われていた20か月前の自分へ ―
完璧ではないけれど、特に困っていない
完全に元どおりになったわけではありません。
髪の密度が、周囲とすべて同じになったわけでもありません。
それでも、鏡を見たときに、
これで特に問題ない。
と思えています。
これ以上生やしたいという気持ちも、いまは特にありません。
もちろん、もう少し増えればうれしいとは思います。
ただ、そのために治療を増やしたり、負担を大きくしたりするほどではありません。
私は現在の状態を、
これ以上どうこうしなくても、困らない距離
だと感じています。
AGA治療のゴールをどう考えているかは、こちらの記事で詳しく整理しています。
→ AGA治療はどこで終わればいい?
40代の私が考える「困らない状態」
治療だけが答えだったわけではない
私がここまで来る間には、いくつかの選択がありました。
髪を伸ばして隠すこと。
坊主にすること。
スキンヘッドにすること。
頭皮のアートメイクを受けること。
AGA治療を始めること。
私はその中で、坊主、アートメイク、AGA治療と、一段ずつ試してきました。
AGA治療を始めようとしたときには、22万円かけたヘアタトゥーが無駄になるとも思いました。
けれど約5年後の現在は、自毛だけでは少し密度が足りない部分と、再び薄くなることへの不安を支える土台になっていると感じています。
→ 頭皮アートメイクはAGA治療を始めたら無駄?5年後も支えになっている「色の土台」
ただ、いま振り返っても、
「AGA治療だけが正解だった。」
とは思っていません。
治療をしない選択もあったと思います。
坊主のまま過ごすこともできたでしょう。
アートメイクだけで落ち着く可能性もありました。
治療を続けることだけが正解ではありません。
隠すことも、短くすることも、そのままにすることも選択肢です。
その中で私は、
いまの治療を続けながら、特に困らず生活できる状態
を選んでいます。
続けてもいいし、やめてもいい
いまは、
必要がなくなれば、やめてもいい。
と思えています。
子どもたちの成長など、生活の区切りが一つの目安になるかもしれません。
費用が負担になったとき。
体調に問題が出たとき。
効果を感じられなくなったとき。
治療を続ける意味が、自分の中で小さくなったとき。
そうなれば、やめることを考えると思います。
ただ、今すぐやめたいわけでもありません。
費用は大きな負担ではない。
薬を飲むことも、生活の中に入っている。
体調面でも、現在は続けられています。
そして、今の状態で困っていません。
だから、
無理に続ける理由もないし、無理にやめる理由もない。
それくらいの距離です。
判断が終わったことが増えた
以前は、
もっと生やすべきか。
治療内容を変えるべきか。
いつまで続けるのか。
別の方法を試すべきか。
と、何度も考えていました。
鏡を見るたびに、同じことを考え直していました。
いまは、こうしたことを常に考え続ける必要がありません。
必要になったときに、また考えればいい。
髪の状態が変わったとき。
体調が変わったとき。
生活の優先順位が変わったとき。
その時点で、もう一度判断すればいいと思っています。
判断が終わった領域が、確実に増えています。
すべての答えを出したわけではありません。
ただ、今日決めなくてよいことを、今日考え続ける必要はなくなりました。
治療との距離も、以前とは変わった
治療を始めた頃は、
本当に効くのか。
いつ変化が出るのか。
続ける意味があるのか。
と、治療そのものを強く意識していました。
3か月では、ほとんど何も変わりませんでした。
6か月頃に約1センチまで伸ばせるようになり、初めて意味のある変化を感じました。
8〜9か月頃には、一度減ったように感じて気持ちが揺れました。
1年頃には、治療を頑張って続けているというより、やめる理由がないから自然に続けていました。
いまは、治療を信じ込んでいるわけでも、疑い続けているわけでもありません。
効果がある。
負担が大きくない。
体調に問題がない。
今の自分にとって意味がある。
その条件が保たれているから、続けています。
治療には時間を預ける。
でも、判断まで預けない。
いまは、そのくらいの距離で付き合っています。
AGAを人生の中心に置かなくていい
このサイトを読んでくれた人に、何か一つ残すとしたら、
なるべく、毎日を気分よく過ごしてもらえればいいな、
と思います。
治療を始めるかどうかも、どこまで続けるかも、人によって違います。
すぐに答えが出ないこともあります。
何かを試してみて、初めて分かることもあります。
だから、無理に一度ですべてを決めなくてもいいと思います。
ただ、自分が何に困っているのか。
どこまでなら納得できるのか。
続けるための条件は何か。
それだけは、自分の中に残しておく。
AGAは、人生の中心に置かなくてもいい。
治すことにすべてをかけなくてもいい。
隠さない自分になろうと、無理をしなくてもいい。
諦めたことにする必要もありません。
自分なりに納得できる距離が見つかれば、それで十分なのだと思います。
薄毛に気づいた頃の私は、どうすればよいのか分からず、頭のことを考え続けていました。
いまは、必要になったときだけ考えればいいと思えています。
薄毛がなくなったわけではありません。
AGAのことを忘れたわけでもありません。
ただ、それが自分の生活の中心から、静かに離れていきました。
それが、いまの私とAGAとの距離です。
