AGA治療はいつやめる?最初から「やめ方」を決めておくと楽になる

AGA治療の副作用について、体験を整理した記事のアイキャッチ画像

※これは医療アドバイスではなく、私個人の体験と考え方を記録したものです。治療の継続や中止については、必ず医師に相談したうえで判断してください。

AGA治療を始めると、いつかこんな疑問が浮かびます。

「いつまで続ければいいんだろう。」

「やめたら、また元に戻るのだろうか。」

「途中でやめたら、治療した意味がなくなるのだろうか。」

私自身、治療を始める前から、「いつやめるか」は頭の片隅にありました。

結論から言うと、私にとってのやめ時は、決まった年数や毛量で決まるものではありません。

いまも治療によって守りたいものがあるか。
そして、治療をやめた後の自分を受け入れられるか。

その二つで考えています。

AGA治療を始めたからといって、一生続けると約束する必要はありません。

最初から出口を考えておくことで、むしろ今の治療を落ち着いて続けられるようになりました。

私は「一生続けるもの」とは考えていなかった

AGA治療について調べると、

「一生続けなければ意味がない。」

「やめたら元に戻る。」

「途中でやめたら後悔する。」

という言葉を目にします。

治療を中止すれば、治療によって保たれていた状態が変わる可能性はあります。

ただ私は、

元の状態に近づくことと、治療が失敗だったことは同じではない。

と考えていました。

治療をしていた期間に、見た目への不安が減った。

鏡を見る回数が減った。

家族と過ごすときに、頭のことを考える時間が減った。

そうした時間まで、治療をやめた瞬間に消えるわけではありません。

だから私は、最初から「何があっても一生続ける」という前提では始めませんでした。

必要な間は使う。

必要ではなくなったと感じたら、そのときに改めて考える。

それくらいの距離で治療を始めました。

「続けている=強い覚悟がある」というわけではない、私の現在の立ち位置についてはこちらに書いています。

→ AGA治療を始めて、1年経っても続けている理由
― やめる理由がなかったという話

やめた後の姿を、ある程度想像できていた

治療を始めるとき、私の中で大きかったのは、やめた後の姿を想像できていたことでした。

仮に治療をやめて、また薄さが目立つようになったとしても、

「そのときの状態に合わせて、髪を短くすることになるだろう。」

という見通しがありました。

すでに私は、1〜2ミリの短い坊主を経験しています。

その頃の見た目も、気持ちも、生活のしづらさも知っています。

もちろん、積極的に戻りたい場所ではありません。

それでも、未知の場所ではありませんでした。

治療をやめたら、すべてが終わる。

取り返しがつかなくなる。

そういう感覚ではなかったのです。

薄さが戻れば、その時の状態に合わせて長さを調整する。

アートメイクの下地もある。

治療以外の方法も残っている。

そう考えられたことで、AGA治療だけに自分の見た目のすべてを預けずに済みました。

「やめてもいい」と思えたことで、続ける判断も軽くなった

やめる可能性を最初から考えていたことで、治療中の気持ちは意外なほど落ち着いていました。

治療を始めて間もない頃には、

「本当に効いているのだろうか。」

「このまま何も変わらなかったらどうしよう。」

と思うこともありました。

途中で、一度減ったように感じた時期もあります。

それでも、

今すぐ結論を出さなくていい。
合わないと思えば、医師に相談して見直すこともできる。

と思えていました。

やめる選択肢を持つことは、治療を軽く考えることではありません。

むしろ、

「始めた以上は、何があっても続けなければならない。」

という圧力を弱めるものだと思います。

続けることもできる。

変えることもできる。

やめることもできる。

そう思えるからこそ、目の前の変化に必要以上に振り回されずに済みました。

→ AGA治療を始めて3ヶ月、何も変わらないときに起きること

→ AGA治療を続けていて「一度、減った気がした」ときの話
― 8〜9か月目に感じた揺れについて

私のゴールは、生やし続けることではなかった

私がAGA治療を始めた目的は、完全に以前の毛量へ戻すことではありませんでした。

1〜2ミリまで短くしなければ落ち着かない状態から、もう少し自然に感じられる長さを選べるようになること。

鏡を見るたびに、頭のことを考えなくて済むこと。

薄毛に心を奪われる時間を減らすことでした。

治療によって、今は約1センチの長さで過ごせています。

以前ほど鏡や人の視線を気にしなくなりました。

100%元に戻ったわけではありません。

それでも、私にとっては十分意味がありました。

いまは、その状態を保つ手段として治療を続けています。

ただ、私の目的は、薬を飲み続けることそのものではありません。

生やし続けることでもありません。

困らずに過ごせる場所へ移ること。

それが目的でした。

だから、その場所を治療で守る必要がなくなったと感じたら、治療との距離も変わってよいと思っています。

私にとって、いま治療で守りたいもの

現時点では、私はまだ治療を続けています。

その理由の一つに、子どもたちの存在があります。

私は頭皮アートメイクを選んだ頃から、

できることなら、子どもたちが小さい間は、「普通のお父さん」でいてあげたい。

という気持ちがありました。

子どもたちが、父親の見た目をどれほど気にするのかは分かりません。

もしかすると、私が思っているほど気にしないのかもしれません。

それでも今の私には、

「もう少し今の状態でいたい。」

という気持ちがあります。

だから、いまは治療を続けています。

ただ、子どもたちが成長し、父親の見た目について今ほど考えなくなったと感じたとき、治療を続ける意味は今より小さくなるかもしれません。

そのときになっても、自分自身が今の髪を保ちたいと思うかもしれません。

逆に、

「もう、この状態を治療で守らなくてもいい。」

と思うかもしれません。

その時の自分がどう感じるかは、今はまだ分かりません。

だから、今の時点でやめる年齢や時期を決めてはいません。

ただ、何を守るために続けているのかは、見失わないようにしています。

AGA治療のやめ時は、「治療との関係が変わったとき」

私にとって、AGA治療のやめ時は、

  • 毛量が何%になったとき
  • 治療を何年間続けたとき
  • 何歳になったとき

という数字だけでは決まりません。

以前は必要だったものが、今の自分には必要なくなった。

以前は受け入れられなかった姿を、今なら受け入れられると思えた。

治療によって守っていたものを、もう治療で守らなくてもよいと感じた。

そういう変化があったときが、一つのやめ時になるのだと思います。

つまり、やめ時とは、

治療の効果が終わったときではなく、治療と自分との関係が変わったとき

なのかもしれません。

薬をやめる具体的な判断とは分けて考える

ここまで書いてきたのは、AGA治療そのものと、いつ距離を置くかという話です。

実際にフィナステリドを中止する場合には、

  • 効果をどう感じているか
  • 体調面に問題がないか
  • 費用や服薬が負担になっていないか
  • 中止後の変化をどう考えるか

など、薬に関する具体的な確認も必要になります。

その判断は、自己判断だけで行うものではありません。

フィナステリドをやめる具体的なタイミングについては、別の記事で整理しています。

→ フィナステリドはいつやめる?
40代の体験から考える「やめるタイミング」

「そもそも、フィナステリドはやめていいのか」と迷う場合はこちらです。

→ フィナステリドはやめていい?
40代の体験から分かる判断基準

やめ時は、今すぐ決めなくてもいい

AGA治療を始めた時点で、

「何歳になったらやめる。」

「何年続けたら終わりにする。」

と決める必要はないと思います。

続けながら考えてもいい。

生活が変われば、判断を変えてもいい。

一度やめることを考えたあと、続ける方を選んでもいい。

大切なのは、

自分には、続けることも、見直すことも、やめることもできる。

と分かっていることです。

最初から出口をなくしてしまうと、AGA治療は「やめられないもの」に見えてしまいます。

けれど、やめ方まで含めて考えておけば、治療は人生を縛るものではなくなります。

その時の自分に必要な間だけ使う。

必要ではなくなったら、医師に相談しながら距離を変える。

そのくらいの考え方でよいのだと思います。

治療を「信じる」「覚悟する」という話にしない考え方については、こちらで整理しています。

→ AGA治療は「信じて続けるもの」ではなく、「条件付きで預けるもの」
― 不安を大きくしない続け方

私にとってのやめ時は、「もう守らなくてもいい」と思えたとき

私にとってAGA治療のやめ時は、決まった年数や毛量ではありません。

いまも治療によって守りたいものがあるか。

やめた後の自分を、受け入れられると思えるか。

その二つで考えています。

今はまだ、治療を続ける意味があります。

子どもたちが小さい間は、もう少し今の状態でいたい。

自分自身も、まだ約1センチの長さで過ごせる状態を保ちたい。

だから続けています。

けれど、いつか、

もう、この状態を治療で守らなくてもいい。

と思える時が来たら、そのときはやめることを考えると思います。

やめることは、治療の失敗ではありません。

治療を続けている今も、やめた後の自分も、どちらかが間違いということではありません。

続けることも、やめることも、自分で選べている。

それが、私にとっての「困らない状態」です。

→ AGA治療はどこで終わればいい?
40代の私が考える「困らない状態」

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