※これは医療上の助言ではなく、私個人の体験記録です。治療の開始・継続・中止については、医師に相談したうえで判断してください。
薄くなっていることを、はっきり認めたあと。
私が最初にしたのは、
「これから、どうするか。」
を考えることでした。
すぐに何かを始めようとしたわけではありません。
感情のまま動く前に、どんな選択肢があるのかを、一度並べてみたかったのだと思います。
当時の私が考えたのは、次の4つでした。
- AGA治療
- スキンヘッド
- 髪を伸ばして隠す
- 坊主にする
今なら、それぞれについてもう少し正確に考えられます。
でも、この時点ではまだ、知識も経験もほとんどありませんでした。
あくまで、薄毛に気づいたばかりの私が考えたことです。
1.AGA治療
最初に頭へ浮かんだのは、AGA治療でした。
ただ、この時点では、真剣な選択肢として考えていませんでした。
当時の私には、
「効果はあまりない。」
「お金だけがかかり続ける。」
「ハゲている人の気休め。」
というイメージがありました。
どうせ完全には元へ戻らない。
それなのに、薬を続けなければならない。
そんな印象です。
今振り返れば、かなり偏った見方でした。
ただ、その頃の私にとっては、
AGA治療は、存在は知っているけれど、自分が選ぶものではない。
という位置づけでした。
選択肢の一つとして思い浮かびはしたものの、優先順位はかなり低かったです。
2.スキンヘッド
次に考えたのは、スキンヘッドでした。
いっそ全部剃ってしまえば、薄い部分を隠す必要はありません。
薄毛を気にして髪型を調整し続けるよりも、潔い選択に見えました。
ただ、少し具体的に考えると、思っていたより簡単ではなさそうでした。
きれいな状態を保つには、こまめな手入れが必要です。
少し伸びれば、かえってムラが目立つかもしれません。
服装や顔立ち、全体の雰囲気まで含めて、スキンヘッドに合わせる必要もあります。
坊主よりも手間がかからないと思っていましたが、実際には、かなり丁寧な管理が必要そうでした。
私にとっては、気軽に選べる方法ではありませんでした。
3.髪を伸ばして隠す
三つ目は、ある程度の長さを残して、髪型やセットで薄い部分を目立ちにくくする方法です。
これは、最も一般的な選択肢に見えました。
ただ、私には大きな引っかかりがありました。
伸ばして隠したとしても、今度は風で髪が乱れることが気になる。
セットが崩れていないか。
光の当たり方で薄く見えていないか。
人と会っている間も、髪型を意識し続けることになるかもしれません。
髪を整えること自体を楽しめる人もいると思います。
でも私には、薄毛を隠すために髪型を気にし続ける生活の方が、負担になりそうでした。
薄毛を見えにくくするために、頭のことを考える時間が増える。
それでは、自分が求めている方向とは少し違う気がしました。
4.坊主にする
最後に残ったのが、坊主でした。
坊主なら、手入れがシンプルです。
髪型が崩れていないかを、一日中気にする必要もありません。
薄い部分と濃い部分の差も、短くすれば目立ちにくくなるように思えました。
私は学生時代に野球部で、坊主頭にも慣れていました。
そのため、極端な選択という感覚もあまりありませんでした。
大きく印象を変える方法ではある。
でも、スキンヘッドほどではない。
髪を伸ばして隠すよりも、考えることが少ない。
当時の私には、一番無理のない方法に見えました。
この時点では、
「坊主にすれば、すべて解決する。」
とまでは考えていません。
ただ、
まず試すなら、これだろう。
と思いました。
だから、最初に坊主を選びました。
私が選びたかったのは、見た目より「考えなくて済む方法」だった
今振り返ると、4つの選択肢を比べるとき、私が重視していたのは、見た目だけではありませんでした。
どれが一番格好いいか。
どれが一番若く見えるか。
そういう基準では考えていません。
私が探していたのは、
薄毛のことを、これ以上考え続けなくて済む方法
だったのだと思います。
AGA治療は、効果も費用もよく分からない。
スキンヘッドは、手入れも見た目の調整も難しそう。
伸ばして隠せば、風やセットを気にし続けることになる。
その中で、坊主だけが、
まず自分で試せて、余計なことを考えずに済みそうな方法
に見えました。
だから選びました。
それ以上でも、それ以下でもありません。
ただ、坊主にすれば終わるわけではなかった
私はこのあと、実際に坊主にしました。
まずは5ミリ。
その後、4ミリ、3ミリと短くしていきます。
短くすればするほど、薄い部分と濃い部分の差は小さくなる。
そう思っていました。
でも、実際には、それほど単純ではありませんでした。
坊主にしたことで、初めて分かったことがあります。
薄毛の見え方は、髪の長さだけで決まるわけではない。
そして、目立ちにくくなることと、自然に見えることは、同じではない。
次の記事では、坊主を5ミリから1ミリまで短くしていったときに、何が起きたのかを書きます。
