※これは医療アドバイスではなく、あくまで私個人の体験記録です。
治療の継続・中止や、治療内容の変更については、必ず医師に相談したうえで判断してください。
AGA治療を始めて6か月ほど経った頃、私は頭頂部を約1センチまで伸ばせるようになりました。
薄い部分が完全になくなったわけではありません。
それでも、以前ほど頭のことを考えなくなり、
治療を始めてよかったかもしれない。
と思えるようになっていました。
その後も、少しずつ良くなっているように感じていました。
ところが、治療を始めて8か月ほど経った頃、
「あれ、前より減ったのではないか。」
と思う時期がありました。
一度変化を感じたあとだったからこそ、少しの違いが気になりました。
ただ、私はこの時点ですぐに、
「治療が効かなくなった。」
「失敗だった。」
とは判断しませんでした。
8か月頃、一度減ったように感じた
治療を始めて8か月ほど経った頃、生え際や薄かった部分を見ていて、
ん? また薄くなってきた気がする。
と思いました。
抜け毛も、以前より少し多いような気がしました。
ただ、はっきりと本数を数えていたわけではありません。
写真で明確な違いを確認できたわけでもありません。
本当に減っていたのか。
光の当たり方や髪の長さで、そう見えただけなのか。
一度増えたと思ったことで、以前より変化に敏感になっていたのか。
当時の私には分かりませんでした。
それでも、自分の感覚としては、
「少し戻ってしまったかもしれない。」
という引っかかりがありました。
一度良くなったあとだから、気になった
治療開始から3か月頃までは、ほとんど変化を感じていませんでした。
その頃は、
「本当に何か起きるのだろうか。」
という不安でした。
一方、8か月頃の不安は少し違いました。
一度は増えてきたと思った。
約1センチまで伸ばせるようになった。
以前ほど困らなくなった。
そこから減ったように見えたため、
せっかく良くなってきたのに、また戻るのではないか。
という気持ちが出てきました。
何も得ていないときよりも、一度得たものを失いそうなときの方が、細かな変化に敏感になるのかもしれません。
強い焦りはなかった
ただ、「減った気がする」と思ったとき、強く焦ったわけではありませんでした。
もともと私は、
必ず元どおりになる。
治療を続ければ、どこまでも増えていく。
とは考えていませんでした。
AGA治療を始めた目的も、完全に薄毛をなくすことではありません。
1〜2ミリに固定されていた坊主を、もう少し自然に感じられる長さまで伸ばせないか。
その可能性を試すことでした。
その目的については、すでにある程度達成できていました。
そのため、
そんなに都合よく増え続けるわけではないのかもしれない。
でも、始める前よりは困らなくなっている。
という、諦めと納得が混ざったような感覚でした。
落胆はしました。
ただ、すぐに何かを変えなければならないほどの焦りではありませんでした。
このとき、治療内容は変えなかった
減ったように感じたとき、私は特に新しいことをしませんでした。
薬を増やす。
別の薬へ変える。
治療を追加する。
クリニックを変える。
そうしたことはしませんでした。
理由は、まだ一時的な変化なのか、実際に状態が悪くなっているのかを判断できなかったからです。
また、その時点でも、
- 約1センチの長さで過ごせていた
- 以前より鏡を気にする回数は減っていた
- 日常生活では、それほど困っていなかった
- 副作用や費用の条件にも大きな変化がなかった
という状態でした。
一度の見え方だけを理由に、治療内容を変える必要までは感じませんでした。
だから私は、しばらくそのまま様子を見ることにしました。
→ AGA治療で「内容を変えたほうがいいのかな」と思ったとき、私が考えたこと
― すぐに変えなくてもよかった理由
9か月頃には、また少し戻ったように感じた
減ったように感じた状態は、ずっと続きませんでした。
治療を始めて9か月ほど経った頃には、
あ、また少し戻ってきたかもしれない。
と思うようになりました。
もちろん、明確な境目があったわけではありません。
何月何日に急に増えた、というものでもありません。
毎日見ている中で、いつの間にか、
「少なくとも、8か月頃に感じたほど悪くはない。」
と思うようになりました。
それ以降は、私の体感では、満点を10割とすれば7割ほどの状態で落ち着きました。
完璧ではありません。
薄いところは残っています。
ただ、日常生活では大きく困らない。
私にとっては、そのくらいで十分でした。
あのとき何が起きていたのかは、分からない
今でも、8か月頃に本当に髪が減っていたのかは分かりません。
髪の生え変わりによるものだったのかもしれません。
髪の長さや光の当たり方で、薄く見えていただけかもしれません。
治療による変化を意識するようになり、以前より細かな差を気にしていただけかもしれません。
私は医師から、その時期の原因について診断を受けたわけではありません。
そのため、
「これはAGA治療でよく起きることだ。」
「治療の途中では必ず揺れる。」
とは言えません。
私に言えるのは、
一度減ったように感じたが、治療内容を変えずに様子を見ていたところ、翌月頃にはまた少し戻ったように感じた
という、自分の経過だけです。
「減った気がする」だけでは、まだ判断できなかった
この経験から私が感じたのは、
一度の見え方だけでは、治療が失敗したかどうかは判断できない
ということでした。
もちろん、明らかに薄毛が進んでいる。
抜け毛が長期間増え続けている。
副作用や体調の変化がある。
という場合には、医師へ相談する必要があります。
一方で私の場合は、
「少し減った気がする。」
という感覚以外に、大きな条件の変化はありませんでした。
だから、すぐに治療を変えるのではなく、
- 同じ条件で少し様子を見る
- 一日ごとの見え方で判断しない
- 日常生活で再び困るようになっているかを見る
- 体調や負担に変化がないか確認する
という判断をしました。
髪の本数を正確に判断できなくても、
自分が再び困る状態へ戻っているか
は、判断材料になります。
私の場合は、多少の揺れを感じても、治療前のような状態へ戻ったわけではありませんでした。
増え続けることを期待しなくなった
8〜9か月頃の揺れを経験して、AGA治療に対する期待も少し変わりました。
それまでは、変化が出始めたことで、
「このまま、さらに良くなるかもしれない。」
という気持ちがありました。
でも、一度減ったように感じたことで、
治療を続けていても、毎月同じように増え続けるわけではないのかもしれない。
と思うようになりました。
それは悲観ではありません。
期待の置き方が、少し現実的になったということです。
最大限まで増やすことよりも、
今の状態で困っているか。
選べる長さが残っているか。
治療を続ける条件が保たれているか。
そちらを見るようになりました。
「増えたか、減ったか」を毎日判定するよりも、
今の状態で生活が成り立っているか
を見る方が、私には合っていました。
あの時期は、期待と現実の折り合いをつける時間だった
私の場合は、
- 6か月頃に約1センチまで伸ばせるようになった
- 8か月頃に、一度減ったように感じた
- 9か月頃に、また少し戻ったように感じた
- その後は、体感で7割ほどの状態に落ち着いた
という流れでした。
一度減ったように感じたときも、すぐには治療内容を変えませんでした。
大きく困る状態へ戻っておらず、体調や費用など、治療を続ける条件も崩れていなかったからです。
今振り返ると、あの時期は治療が失敗したサインだったというより、
どこまでも増え続けることを期待するのではなく、自分にはどこまであれば十分なのかを考える時間
だったのだと思います。
完璧ではありません。
でも、以前ほど困っていない。
その状態を自分がどう受け止めるかによって、治療との距離も変わりました。
AGA治療のゴールをどこに置くかについては、こちらの記事で整理しています。
→ AGA治療はどこで終わればいい?40代の私が考える「困らない状態」
また、治療を続けるかどうかを、効果・副作用・費用の条件から考えた記事はこちらです。
→ フィナステリドは続けるべき?40代の体験から分かる判断基準
このあと、治療開始から1年ほど経った頃には、月ごとの小さな変化を追うこと自体が減っていきました。
次は、治療を1年続けた時点で、髪の量よりも「もうそれほど困っていない」と感じるようになった経過を確認する段階です。
