※これは医療アドバイスではなく、あくまで私個人の体験記録です。
治療の継続・中止については、必ず医師に相談したうえで判断してください。
AGA治療を始めて6か月ほど経った頃、私は頭頂部を約1センチまで伸ばせるようになりました。
8か月頃には一度、
「前より減ったのではないか。」
と思う時期もありました。
ただ、9か月頃にはまた少し戻ったように感じ、その後は大きく困らない状態で落ち着いていました。
そして、治療を始めてから約1年。
私は、そのまま治療を続けていました。
すごく効いているから、何としても続けたい。
ここまで頑張ったから、やめるのがもったいない。
そういう気持ちではありません。
続けることで大きく困っておらず、やめなければならない理由もなかった。
それが、一番正確だと思います。
1年経っても続けていた一番の理由は、子どもたちだった
1年経った時点でも治療を続けていた一番の理由は、子どもたちの存在でした。
治療を始める前から、私の中には、
子どもたちが父親の見た目を気にする時期までは、なるべく「普通のお父さん」でいてあげたい。
という思いがありました。
治療開始から1年が経った頃、子どもたちはまだ成長の途中です。
その時点で私は、約1センチの坊主で、大きく困らずに過ごせていました。
鏡を見るたびに薄い部分を確認することも減りました。
写真に写るときも、以前ほど頭を気にしません。
帽子も、隠すために必ず必要なものではなくなりました。
この状態を無理なく保てているなら、今すぐ手放す必要はない。
当時の私は、そのように考えていました。
「もっと増やしたい」から続けていたわけではない
1年経った頃には、
「もっと髪を増やしたい。」
という気持ちは、それほど強くありませんでした。
もちろん、さらに密度が増えればうれしかったと思います。
ただ、それを目的に新しい治療を追加したり、薬を増やしたりするほどではありませんでした。
私が治療を始めた目的は、元の髪へ完全に戻ることではありません。
1〜2ミリに固定されていた坊主を、もう少し自然に感じられる長さまで伸ばすことでした。
その点では、約1センチまで選べるようになり、すでに意味のある変化を得られていました。
だから1年時点の治療は、
さらに増やすためのもの
というより、
今の困らない状態を、そのまま保てるかを見るもの
になっていました。
やめようと思ったことは、ほとんどなかった
正直に言うと、治療を始めてから1年の間に、
「もうやめよう。」
と思ったことは、ほとんどありませんでした。
ただ、一度だけ、続けられない可能性を考えたことがあります。
治療を始めた頃に頭痛を感じたときです。
そのときは、
この状態が続くなら、治療は続けられないかもしれない。
と思いました。
結果的に頭痛は自然に治まり、その後は大きな問題を感じませんでした。
だから私は、強い覚悟で治療を続けていたわけではありません。
体調に問題はないか。
費用は負担になっていないか。
今の自分にとって続ける意味は残っているか。
その条件を、その都度確認していました。
条件が保たれていたので、続けていた。
それだけでした。
費用がほとんど負担になっていなかった
当時の治療費は、月に約1,700円でした。
私の家計にとって、大きな金額ではありませんでした。
もちろん、金額の感じ方は人によって違います。
同じ治療費でも、負担になる人はいると思います。
ただ、私の場合は、
「この金額を払い続けるなら、やめた方がいい。」
と考えるほどではありませんでした。
治療によって、頭のことを考える時間が減っている。
今の状態を保てる可能性がある。
その対価として考えると、納得できる範囲でした。
薬を飲むことも、生活の負担にはなっていなかった
薬は毎日飲んでいました。
ただ、特別な工夫をしなくても、生活の中に組み込めていました。
飲むことを何度も忘れる。
薬の時間に生活を縛られる。
毎日、治療をしていることを強く意識する。
そうした状態ではありませんでした。
歯を磨くことに近い、とまでは言いません。
それでも、
続けるために頑張っている
という感覚はありませんでした。
薬を飲む手間よりも、治療をやめたあとに状態が変わる可能性を考え直す方が、当時の私には負担に感じられました。
今の状態で特に困っていないなら、わざわざ動かさなくてもいい。
そのくらいの距離でした。
一番大きかったのは、判断する時間が減ったこと
治療前の私は、薄毛について何度も判断していました。
どの長さなら目立ちにくいか。
帽子をかぶった方がよいか。
人からどう見えているか。
このままでいいのか。
別の方法を試した方がよいか。
鏡を見るたびに、同じ問題を考え直していました。
1年経った頃には、そうした時間がかなり減っていました。
髪の状態が完璧になったからではありません。
今の長さなら、大きく困らない。
治療の負担も小さい。
体調にも大きな問題はない。
その条件が揃い、毎日判断し直す必要がなくなったからです。
私にとっては、髪が増えたこと以上に、
判断が日常から離れていったこと
が大きな変化でした。
効果が少し落ちても、すぐには何かを変えないと思った
8か月頃には、一度髪が減ったように感じたことがありました。
その経験もあったため、1年時点では、
「少し薄く見えたら、すぐ治療を変えなければならない。」
とは考えていませんでした。
また減ったように感じたとしても、まずは少し様子を見る。
一日ごとの見え方だけで判断しない。
必要なら医師に相談する。
そのうえで、治療を変えるか、続けるか、やめるかを考える。
この順番は、自分の中ですでに決まっていました。
だから、
「いつかやめるかもしれない。」
ということも、それほど怖くありませんでした。
やめる可能性を消して続けていたのではありません。
やめる選択肢も残したまま、今は続けていた
という状態でした。
治療をやめる条件については、こちらの記事で詳しく整理しています。
→ AGA治療はいつやめる?最初から「やめ方」を決めておくと楽になる
1年前の自分に声をかけるなら
AGA治療を始める前の私は、本当に効果があるのか疑っていました。
薬を続けることにも抵抗がありました。
一生続けなければならないのではないか。
費用だけがかかるのではないか。
副作用が出るのではないか。
そうした不安を持ちながら、それでも、
「あと少しだけ、選べる長さを増やせないか。」
と思って治療を始めました。
1年後の自分から、治療を始める前の自分へ声をかけるなら、
その判断でよかったと思う。
と伝えます。
「それが唯一の正解だ」とまでは言いません。
治療をしない選択もあったと思います。
坊主とアートメイクだけで暮らすこともできたでしょう。
それでも、自分が求めていた状態には近づけました。
負担も、想像していたほど大きくありませんでした。
少なくとも1年時点では、始めたことを後悔していませんでした。
続けていたのは、続ける条件が保たれていたから
私が1年経ってもAGA治療を続けていた理由は、特別なものではありません。
- 約1センチの坊主で困らずに過ごせていた
- 子どもたちがまだ成長の途中だった
- 費用が大きな負担ではなかった
- 薬を飲むことが生活の負担になっていなかった
- 副作用として続けられないほどの問題がなかった
- 治療をやめなければならない理由もなかった
この条件が揃っていたから、自然に続けていました。
治療を続けること自体を目標にしていたわけではありません。
反対に、早くやめることを目標にしていたわけでもありません。
続ける条件が保たれている間は続ける。
条件が変わったら、そのときに考える。
1年時点では、それが一番しっくりくる距離でした。
いずれ子どもたちが成長し、自分の中の優先順位が変われば、治療をやめるかもしれません。
費用や体調、効果が変われば、判断も変わるかもしれません。
でも、それは失敗でも後退でもありません。
その時点の自分にとって、いちばん無理のない選択へ移るだけです。
このあと、治療をさらに続ける中で、私は「続けるか、やめるか」を頻繁に考えること自体がなくなっていきました。
現在のAGA治療との距離については、こちらの記事にまとめています。

